新日鉄呉地区跡地 「多機能な複合防衛拠点」に数棟の火薬庫配置など 防衛省が詳細な配置案示す

3/31(月) 11:55

日本製鉄・瀬戸内製鉄所呉地区の跡地をめぐり防衛省は「多機能な複合防衛拠点」として火薬庫の設置などを盛り込んだ詳細な配置案を県や呉市・日本製鉄に示しました。

防衛省と県・呉市・日本製鉄による4者協議は、去年9月以来3度目の開催となり、防衛省の担当者が施設や機能の配置について、詳細な案を示しました。

配置案では埋め立て地の部分に部隊の活動基盤の1つとして火薬庫を数棟設置する方針で、保安距離がすべて敷地内に収まるよう安全確保に配慮するとしています。

また、山を削って作られる入口付近のエリアには、スタートアップを含め民間企業の誘致を視野に入れた20ヘクタール程の敷地が確保される計画です。
防衛省は地元企業などと意見交換を行い、装備品の選定などを行っているということです。

【広島県・玉井優子副知事】
「今の案では雇用を含めて地域にどう影響があるのか、将来性をどう考えれいいのか分からない。丁寧な説明を続けてもらうことを改めて要望させてもらった」