フジテレビ「第三者委員会」調査報告書 広島の街の人はどう感じたか 「体質がどう変わっていくか見たい」

4/1(火) 17:51

時代にあった経営と経営者に一新する

元タレントと女性とのトラブルに端を発したフジテレビの問題をめぐり、3月31日、第三者委員会による調査報告書が公表されました。
今回のトラブルは「”業務の延長線上”での性暴力だった」とする判断を示し、フジテレビに対して人権問題についてのリスク管理体制の強化を求めています。
みなさんはどう受け止めたのか街の声を聞きました。

【60代】
「時代に合った経営とか経営者と取締役も一新する。変えていく姿勢を見せないとみんなも納得しない」

【30代】
「フジテレビの最初の会見をしてその対応が良くない感じだったんですけど、しっかりちゃんと社外の人に意見を聞くのは良かったと思う」

【60代】
「第三者委員会の報告書をちゃんと受け入れた。そこはよかったと思う。咀嚼して改善していただきたい。フジテレビの体質がどう変わってくかは見たい」

会社の経費で飲み会した結果、性暴力があった…

【30代】
「経費とかで…それはまずいなというか、会社の経費で飲み会をした結果、性暴力があったというのはまずいなと思う」
Q:第三者委員会の報告書を出したが?
「『で、どうなるの?』みたいなフジテレビも中居さんもどうなるのか、今後興味はあるというか気になるところ」

【20代】
「あまりテレビ見ないんで関心はそこまで(ない)1人でも問題を起こすと社会的信用とか会社の信頼まで影響する。問題の重大さが改めて表面的な部分しかわからないけど読みとれたかな」

《スタジオ》
こうしたさまざまな意見をいただけることが、まずは本当にありがとうございますと言う気持ちでいっぱいです。
今回の第三者委員会の報告、会見を受けて、改めて人権意識の欠如やガバナンス不全、こうしたフジテレビがこれまで見過ごしてきた課題というものが浮き彫りになりました。

私たち系列局としても、これから先のフジテレビの変革、信頼の回復というものを求めて行きたいと思いますし、これを他人ごととせずに私たち自身の問題としてしっかりと考えていく必要があります。

インタビューに答えてくださった方も、最初のクローズドで行われた会見の問題点について指摘していました。本当に大きく信頼を損ねるものになりました。

メディアである私たちの仕事は、例えば政治家や企業、自治体で不祥事があれば当然会見を求めますし、カメラも向けます。だからこそ私たちメディアは、高い倫理観を持ち襟を正して常に自分を省みなくてはならない。
真摯な気持ちで伝えていきたいと思います。