原爆資料館の入館者数が過去最多 国際情勢・円安・ノーベル平和賞が追い風に 広島
4/4(金) 17:30
広島市の原爆資料館の入館者数が昨年度、過去最多となりました。
原爆資料館によりますと、昨年度の入館者数は過去最多の226万4543人で、過去2番目に多かった2023年度に比べて、約28万人多くなりました。
入館者が増加した要因として、国際情勢の不透明感により、平和や安全に関する危機感が高まったことや、円安による外国人旅行者の増加、去年12月に日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことなどが挙げられます。
〈年度別入館者数上位〉
1位 2024年度 約226万人
2位 2023年度 約198万人 ※G7広島サミットの開催
3位 2019年度 約176万人 ※原爆資料館本館がリニューアルオープン
【原爆資料館・石田芳文館長】
「大変多くの方々に資料館を訪れていただき、広島の悲惨な被爆の実相について理解を深めていただくことができたことは、核兵器廃絶に向けた国際世論を醸成していく上で大変有意義なことだと認識をしています」
入館者が増加した要因として、国際情勢の不透明感により、平和や安全に関する危機感が高まったことや、円安による外国人旅行者の増加、去年12月に日本被団協がノーベル平和賞を受賞したことなどが挙げられます。
〈年度別入館者数上位〉
1位 2024年度 約226万人
2位 2023年度 約198万人 ※G7広島サミットの開催
3位 2019年度 約176万人 ※原爆資料館本館がリニューアルオープン
【原爆資料館・石田芳文館長】
「大変多くの方々に資料館を訪れていただき、広島の悲惨な被爆の実相について理解を深めていただくことができたことは、核兵器廃絶に向けた国際世論を醸成していく上で大変有意義なことだと認識をしています」
一方で、この1年、キャッシュレス対応の自動券売機やWEB予約システムの導入で、窓口の混雑が大幅に解消されました。最も混み合うお盆の期間中、入館までの最大待ち時間の平均は、昨年度は23分で、前の年の100分から大幅に減少しました。
また、WEB予約専用で、早朝と夕方に設けられた、開館延長時間帯に訪れる人は、上限人数の3割に満たないことから、原爆資料館は今後も、WEB予約システムの周知を図るなどして、来館者の分散に取り組む方針です。
また、WEB予約専用で、早朝と夕方に設けられた、開館延長時間帯に訪れる人は、上限人数の3割に満たないことから、原爆資料館は今後も、WEB予約システムの周知を図るなどして、来館者の分散に取り組む方針です。