広島市とバス会社8社がタッグ 運転手不足で厳しさ増す路線バス サービス向上と経営の安定化目指して

4/7(月) 18:42

広島市内を走る路線バスの厳しい現状を打開しようと、市と事業者が共同でつくる組織が法人化され、本格的に稼働を始めました。

「バス協調・共創プラットフォームひろしま」は、広島市と市内に路線を持つバス会社8社が、効率的な運営を目指すために今年1月に法人化され、今月から本格的に稼働を始めました。

市やバス会社の職員で構成されていて、人口減少や運転手不足などで厳しさを増す路線バスのサービスの向上や経営の安定化などを目指します。
自治体とバス会社が共同で法人を立ち上げるのは全国初で、EVバスを購入して各社にリースすることや、慢性的な運転手不足を解消するために大型免許を持つ自衛隊や市消防局の経験者にも採用を広げます。

【バス協調・共創プラットフォームひろしま事業推進課 山本陽明課長】
「利用者目線での質の高いバスサービス、事業者の経営の安定化、こういったものを両立化を図っていく」

今後は各社で競合する路線の再編や最適化も視野に入れて、具体的な議論を重ねていくとしています。