【広島あの日のきょう】県内初のCATV「三原テレビ放送」試験放送(1985年)ニューメディアに熱視線

4/8(火) 17:44

テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返る「あの日のきょうにずきゅん」です。
40年前の1985年4月8日、県内で初めての都市型ケーブルテレビ「三原テレビ放送」が試験放送を行いました。

1983年11月に設立された三原テレビ放送は、およそ8カ月に渡って試験放送を行って来ました。
TSSが取材した1985年4月8日は、一部の一般家庭や飲食店に試験放送の様子が流れました。

なお、採算ベースに乗せるためには6500世帯の契約が必要だったようですが、このときはまだ900世帯でした。

【三原テレビ放送・当時の社長】
「問題は採算ベースにいつのるかということ。一番頭の痛いことなんですが、5年ぐらいまで辛抱すれば、なんとかなるだろうと」

三原テレビ放送は、開局当初から少人数のスタッフで地元のニュースや話題など市民の要望に応える番組制作に力を入れてきました。
その後、光回線を使ったインターネットサービスもはじめ、2023年、社名をMCATに変更。現在は三原市と世羅町でおよそ2万世帯が加入しているということです。

1985年当時は、福山や呉などでもケーブルテレビの会社設立の動きがあり、ニューメディアの幕開けに関係者から熱い眼差しが注がれていました。