高齢男性がトラックにはねられ死亡 ひき逃げの疑いで運転手の男逮捕 現場は横断禁止エリア 広島市南区

4/8(火) 18:20

8日未明、広島市南区の国道でトラックにはねられ、倒れている男性が見つかり死亡が確認されました。警察はトラックを運転していた51歳の男をひき逃げの疑いで逮捕しました。
警察によりますと、8日午前1時半すぎ、広島市南区比治山本町の国道2号で、大型トラックの運転手から「中央分離帯から人が飛び出してきた」と警察に通報がありました。

その後も、現場を通行していた車の運転手から「人が倒れている」などと 複数の通報がありました。

現場では、車にはねられた中島喜六さん(85)が倒れていて、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

中島さんをはねた車は、現場から走り去っていて、警察はひき逃げ事件として捜査。当時、現場を走行していた車の運転手から任意で事情を聞いていました。

そして8日夕方、過失運転致死などの疑いで、府中町のトラック運転手・鈎宏治容疑者(51)を逮捕しました。

鈎容疑者は警察の調べに対し、「運転していて目の前に倒れている人が見えました。よけようとしたが、よけきれずにひいてしまいました。怖くなって逃げてしまいました」と容疑を認めています。

鈎容疑者は、ひいてから約30分後に「何かをひいてしまった」と自ら警察に通報したということです。

現場は片側4車線で横断歩道はなく「歩行者横断禁止」のエリアで、警察は事故の経緯を詳しく調べています。