宮島・包ヶ浦自然公園の再整備計画「地元関係者の声 当然反映」市長が明言

4/9(水) 17:30

廿日市市が検討している宮島の包ヶ浦自然公園の整備や利活用について、松本太郎市長は、旅館業者など地元関係者の不安を払しょくすることを念頭に、共に進めていくとする新たな方針を示しました。

【廿日市市・松本太郎市長】
「特に関係がある旅館組合の皆さんの声というのは、ある程度しっかりと反映しなくてはいけないと思ってますので、この公募要領の中にはそういう関係者の声は当然反映していきたいと思ってます」

松本市長はこのように述べ、包ヶ浦自然公園の整備や利活用に関する公募要領作成や事業者選定にあたっては、地元関係者の参加を求めるとして、これまでより踏み込んだ方針を示しました。

廿日市市は、宮島の東側にある老朽化した包ヶ浦自然公園に、当初、高級宿泊施設の誘致を計画していました。

しかし、その後、自然破壊を懸念する意見などを踏まえ、自然保護や魅力的な公園整備を重視し、高級宿泊施設に加え、グランピングやオートキャンプ場といった施設を誘致する方針を示しています。

市は順次、住民説明会を開いていますが、さらに地元の旅館業者など関係者向けの説明会も行い懸念の払拭に努めるとしています。