平和記念式典 各国「招待」から「案内」へ ロシア、パレスチナなどにも式典参列を案内 広島市

4/11(金) 11:44

広島市は平和記念式典の出席国についてこれまでの「招待」という形から今年は改め、各国へ参列の「案内」を送る方針であることがわかりました。

関係者によりますと、広島市は被爆80年の今年、核兵器廃絶を世界に強く訴える必要があるとして、各国に平和記念式典への参列を要請する方法を見直し、式典への「招待」ではなく「案内」する形に改めるということです。

広島市はこれまで式典の招待状を各国の駐日大使や核保有国を含む一部の国の首脳らに送っていました。
しかし、ロシアによるウクライナ侵攻以降、ロシアとベラルーシの招待を3年連続で見送っていたほか、パレスチナについては日本が国家として認めていないとして招待していませんでした。

広島市は、広く「案内」をすることで、多くの国と地域が式典の趣旨を理解した上で自発的に参列できる環境を整えたいとしています。