高さ15m「深江のシダレザクラ」が見ごろ 広島・府中市の天然記念物

4/11(金) 18:55

県内の花見シーズンも終盤を迎えていますが、TSSのふるさと通信員から樹齢120年を超えるシダレザクラの満開の映像が届いているのでご紹介します。

府中市上下町の深江(ふかえ)地区にある「深江のシダレザクラ」です。
推定樹齢は120年以上、木の高さは15メートル以上あるとされ、府中市の天然記念物に指定されています。

このシダレザクラは、明治時代に土地の所有者が子どもの誕生を祝って植樹したものと伝えられていて、今では里山に春を告げるシンボルツリーとして地域の人たちに親しまれています。

地元の人によると、ことしは例年に比べて開花が1週間ほど遅かったものの、今月6日ごろから咲き始めると今週初めに一気に満開を迎えたということです。
「深江のシダレザクラ」は今週末にかけては、桜吹雪が楽しめるということです。

また、現在は所有者が離れた場所に住んでいることもあり、地域の人たちが保存会を作り草刈りや周辺のゴミ拾いなど手入れを続け桜を守っています。