庄原市の業者が提供する仕出し料理を食べた１０人が、
嘔吐や下痢の症状を訴える食中毒になり、
広島県は料理を提供した業者を11日付で営業禁止処分にしたと発表しました。

県食品衛生課によりますと今月10日、北部保健所に
「4月5日に提供した仕出し料理を喫食した1グループ中7人程度が
　嘔吐・下痢の症状を呈している」と報告がありました。

保健所が調査を行った結果、5日に仕出し料理を食べた25人うち10人に
嘔吐や下痢の症状があり、そのうち5人からノロウイルスが検出されました。

症状が出た人はいずれも入院はしておらず、軽症だということです。

保健所は、この仕出し料理が原因の食中毒と判断し、
料理を提供した庄原市の業者「魚長」を11日付で営業禁止の処分にしました。

さらに、この業者は4月5日と6日に
東部保健所福山支所管内にある2カ所の飲食店にも刺身などを納品していて、
この飲食店で食事をした33人のうち21人に嘔吐や下痢の症状があり、
そのうち13人からノロウイルスが検出されたことから、
今回の食中毒との関連を調べています。