平和の思い継承へ 舞台「夕凪の街 桜の国」 オーディションに55人

4/13(日) 18:00

被爆80年の今年、平和への思いを次世代へ継承しようと企画された
舞台のオーディションが広島市内で行われました。

この舞台は、漫画「夕凪の街 桜の国」が原作で
原爆投下後を生きた人々の物語を描いた作品です。

今年8月の上演に向けて、12日行われたオーディションには、
小学生から社会人まで55人が参加。

参加者の多くは、広島出身でダンスや演技だけでなく
平和に対する思いを舞台でどう表現したいかなどを披露しました。

【参加した小学生(広島在住)】
「自分が被爆3世ということで頑張りたいという気持ちもあって
 ぜひこの舞台に出たいと思いました」
「(オーディションに)受かったら来てくれた人に
 実際にこういうことがあったと伝えたい」

舞台「夕凪の街桜の国」は、8月2日と3日に広島市の県民文化センターで上演予定で、
主催者は、被爆者の高齢化が進む中舞台芸術が
新たな「語り部」としての役割を担いたいとしています。