広島・府中町殺人事件 複数人による犯行か「規制線」解除された現場は…

4/15(火) 15:45

今月12日、広島県府中町の公園で男性が殺害された事件で、複数の人物が関わっている可能性があることが新たにわかりました。


この事件は今月12日夜、府中町にある水分峡(みくまりきょう)森林公園の管理事務所入口付近で、中年男性が頭や顔面を、何らかの硬いもので複数回殴られて、殺害されたものです。

捜査関係者によりますと、現場の状況から事件には複数の人物が関わっている可能性があることがわかりました。

また、現場には男性の身分証が残されていなかったことから、警察は「強盗殺人」も視野に入れて捜査しています。

一方、府中町の小中学校では15日から授業が再開されましたが、保護者からは不安の声が聞かれました。

【保護者は】
「やっぱり見守りがあるとはいえ、不安ですよね。(犯人が)早く捕まってほしい」

Q:子どもに言っていることは?
「知らない人には絶対ついて行かないように伝えました」
【野川アナウンサー】
「事件がおきた府中町の水分峡森林公園です。
この公園がある場所ですが、JR矢賀駅から約2キロ、府中北小学校から1キロほどのところ、住宅街にもほど近い山のふもとにあります」

14日までは手前の駐車場に規制線が張られていて、立ち入る事はできませんでしたが、15日は規制がなくなり、現場近くまで入ることができるようになりました。

そして、死亡した男性が倒れていたのは、こちらの公園の管理事務所の入口近くとみられていて、頭から血を流して倒れていたという事ですが、周辺を見る限り、男性の血痕などは確認できません。

公園内には防犯カメラがなく、周辺の防犯カメラやドライブレコーダー映像をつなぐリレー捜査を行い足取りを追っています。

府中町は事件をうけて、公園内に防犯カメラの設置を検討しているという事です。

また、この事務所は、夜間に人が来ることはほとんどないという事ですが、日中は地元の人の憩いの場にもなっているということで、訪れた人からは「早く捕まってほしい」など不安の声が聞かれました。