【広島あの日のきょう】国鉄ストライキ突入(1980年)通勤通学客は大混乱 歩いて広島市内に向かう人も

4/16(水) 18:44

テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返る「あの日のきょうにずきゅん」です。
いまでは中々、目にしない光景ですが、45年前1980年4月16日、国鉄がストライキに突入し県内の在来線が完全にストップしました。

動力車労働組合がストライキに突入し、広島県内でも山陽線、呉線、芸備線の広島-三次間が早朝の一部の列車を除いて完全にストップしました。

国鉄山陽線と平行して走っている広島電鉄宮島線の各駅は国鉄の列車が運行していないため乗りかえた乗客で朝のラッシュ時は大変な混みようでした。
五日市駅でもホームに乗客があふれ、電車によっては積み残し客も出たほど。

一方、マイカー相乗りによる通勤客で広島市内などへ入る道路はどこも長い渋滞が続きました。
マイカーはノロノロ運転。運転するサラリーマンの顔にもイライラした表情が伺えました。

また、太田川沿いの土手では市内に向かって歩く人の姿も見られました。
1987年の民営化まで、国鉄では、当時労働条件の改善などを求めてストライキが繰り返し行われていました。