小学生がピースボランティアと碑めぐり 子供たちが主体的に平和を学ぶ取り組み 被爆80年

4/16(水) 18:38

被爆80年のことし、広島市の小学生がピースボランティアとタッグを組み主体的に平和を学ぶことになりました。

16日、広島市の平和公園でピースボランティアのガイドと共に公園内にある慰霊碑などを見て回ったのは吉島小学校の6年生です。

児童3~4人のグループを1人のピースボランティアが担当し、普段、観光客に行っているガイドを体験することで子どもたちに自分にできることを考えてもらう狙いがあります。

これまでに、ガイドの案内を聞いたことがある児童はあまりいないということで、原爆ドームの歴史などを真剣なまなざしで聞いていました。

【ピースボランティア】
「ドームはみすぼらしい姿をさらけ出して『二度と恐ろしい核兵器を使って戦争をしないでください』ドームはしゃべらないけどね、私たちにメッセージを出して教えてくれています」

児童らは、今後一年を通して同じピースボランティアのサポートでガイドの仕方を学び秋以降に実際の観光客を相手に平和公園を案内するということです。

【吉島小6年生】
「色んなことを教えてもらいとても勉強になったし、いい経験になったかなと思います」
「広島で何があったかっていうのを今回のボランティアさんみたいに実際に碑まで案内して、どういうことがあったかっていうのを、詳しくわかりやすく伝えられるようにしたいです」

【ピースボランティア】
「1年間(一緒に)やるというのが頭にあるから、今から私たちも勉強です」