【広島あの日のきょう】ゴルバチョフ元大統領 広島訪問(1992年)「原爆の犠牲者を忘れてはならない」

4/17(木) 18:41

「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
33年前の1992年4月17日、旧ソビエトのゴルバチョフ元大統領が被爆地「ヒロシマ」を訪れました。

ゴルバチョフ元大統領は1992年4月17日東京羽田空港から空路広島入りし、歓迎に出迎えた人々に右手をあげてあいさつ。早速、にこやかな笑顔の「ゴルビースマイル」をみせていました。

広島到着後、平和公園を訪れた、ゴルバチョフ大統領はライサ夫人とともに慰霊碑に花束をささげ案内役の当時の平岡広島市長から核兵器の廃絶と世界平和を願う広島市民の想いを伝えられました。
そして平和公園をうめた市民に自ら近づいて握手を求める一幕もありました。

午後からは原爆資料館を訪れ被爆資料を見学。
およそ15分という短い見学でしたが、館長に「どの位の範囲が一番大きな被爆をうけたか」など質問をしていました。
そして記帳では「歳月は、広島の悲劇の痛みを和らげることはできませんでした。原爆の犠牲者のことを決して忘れてはなりません」と書き記しました。

(メモ)
ゴルバチョフ氏は、旧ソビエト最後の指導者として「ペレストロイカ(立て直し)」を掲げ改革を推進。アメリカと中距離核戦力(INF)全廃条約調印、東西冷戦終結に主導的な役割を果たしたとして、1990年にノーベル平和賞を受賞しました。