来年4月に導入の「宿泊税」 使い道や市町への配分 広島県議会で質問相次ぐ

4/18(金) 17:51

観光振興を目的とした県の「宿泊税」が、来年4月1日に導入されることが正式決定されたことを受け、使い道の具体化に向がけた今後の進め方について、県議会で議論されました。

県の宿泊税は今月、施行期日を来年4月1日とする規則が交付されました。
県内のホテルや旅館・民泊を利用する人から1人1泊につき200円が徴収され、修学旅行のほか宿泊料金が1泊あたり税抜き6千円未満の利用は対象外です。

使い道や市町への配分は現在検討中で県は基本方針を示しながらも、今月下旬から宿泊事業者などへのヒアリングや自治体の説明会で、あらためて意見を募ることにしています。
これに対し議員から…

【緒方直之県議】
「宿泊税についてはフェーズがあると思う。やると議決した以上はしっかり前に進める」

導入時期が確定した現時点で具体的なイメージが固まっていないとして、協議の進め方を指摘する意見が相次ぎ、県は秋までに方針を決める考えを示しました。