「トランプ関税」影響考慮 マツダ米国工場カナダ向け生産停止へ

4/19(土) 12:10

アメリカのトランプ関税をめぐる影響を踏まえ自動車メーカー・マツダは、アメリカ工場でのカナダ向けの生産を来月から一時停止する計画を決めました。

マツダではアメリカのアラバマ工場で、アメリカ国内をはじめカナダやメキシコに出荷する北米向けSUV「CXー50」を生産しています。

このうち来月12日から一時的な措置として、カナダ向けの生産を停止する計画を決めました。

停止期間は明らかにされていません。

自動車をめぐってはトランプ政権が輸入車への25%の追加関税を発動。カナダも対抗措置を打ち出しこれらの影響を避けるのが目的です。

カナダで去年1年間に販売されたマツダ車7万2230台のうち、「CXー50」は1万759台で全体のおよそ15%にあたります。

マツダは「政府間交渉の状況、市場動向や政策動向を見極めながら柔軟かつ適切な対応を検討する」とコメントしています。