ローマ教皇フランシスコ死去 2019年に訪れたヒロシマ 驚きと悲しみの声

4/22(火) 17:59

バチカンは21日、ローマ教皇フランシスコが死去したと発表しました。
そのローマ教皇が2019年に訪れた広島でも驚きと悲しみの声が上がっています。

ローマ教皇フランシスコは2019年にヨハネ・パウロ2世以来、38年ぶりに日本を訪問し、平和公園で被爆者らと対面。
平和へのメッセージとともに核兵器廃絶を訴えました。

【ローマ教皇フランシスコ】
「戦争はもういらない!兵器の轟音はもういらない!こんな苦しみはもういらない!私たちの時代に、私たちのいるこの世界に平和が訪れますように」

広島市中区の原爆資料館には、ローマ教皇が平和公園を訪れた際に灯したキャンドルやメッセージが2019年12月から展示されています。

【修学旅行で広島を訪問中の郡山ザベリオ学園中学校・高橋正人校長】
「(被爆地から)世界へメッセージを発していただいたことは、日本人としても世界市民としてもとても有意義なことだと思いましたので、意義深い展示があって非常に心を打たれた次第です」

また、当時、高校生平和大使として教皇と対面した北畑希実さんは、「教皇との出会いをきっかけに日常の中で目の前の人をどう思いやるか、心を広くして他者と向き合えるようになりました」と話しています。