路面電車 広島駅ビル2階乗り入れ8月3日始発から 「これから全力で準備」新ルート直結

4/24(木) 18:01

新しい広島駅ビルの大きな目玉、路面電車の駅前大橋ルートの開業日が
「8月3日」と発表されました。

【広島電鉄・仮井康裕 社長】
「8月3日始発より開業いたします。お客様のご期待に沿えるよう開業に向けてこれから全力で準備をしていきたい」

ついに発表された広島駅ビル2階に乗り入れる路面電車新ルートの開業日…。

<2022年12月>
【加藤キャスター】
「普段は囲いで見えない部分がこの高さからだとみることができます」
【広島電鉄駅前プロジェクト推進部 八木秀彰 課長】
「このまま電車がこの高さでそのまま入っていく」

いまから2年半前…。
小学生たちも釘付けになっていた新ルートの工事現場。

【児童は】
「なぜ作り直す?」
【工事担当者】
「朝電車が並んで渋滞する。まっすぐ行くことで時間通りに運行できる」

2023年に入ると…。

【矢野ディレクター】
「こちらは移植されるクスノキです。かなり大きいのがわかりますが、その中でも特にこの根っこの部分です」

駅前通りの中央に生えるクスノキを移植…。

<2023年7月>

その半年後からは…。

駅前通りにつくられる新たな線路と既存の線路が交わる「稲荷町交差点」の工事が本格化。
広島電鉄として初めて『十字』に線路が交差するこのポイントは、新たに南北に敷く線路の「基準点」となるためミリ単位のズレも許されない広電史上最も難しい『最大のヤマ場』となりました。

【加藤キャスター】
「ちょうどここ、広電でも唯一線路が十字にクロスする場所です」

<2023年12月>

その年の冬には…。

【加藤キャスター】
「いまゆっくりと大梁が持ち上がりました」

およそ60トンの大梁をのせ橋脚が完成。

【加藤キャスター】<去年6月>
「午後11時を過ぎました。大州通りの規制が敷かれて間もなく工事が始まりますが、すぐそばの沿道に目を向けると、見物に来ている姿も多いですね。橋桁の重さ250トン、これだけ重たいものをゆっくりではあるが動かしています。非常に迫力のある光景です」

<長さおよそ43メートル、幅およそ10.5メートル一晩で巨大な橋桁架設>

【辰已アナ】
「大州通りに橋桁がかけられました。メインの通りの大州通りをまたがるようにかけられました」
そして、今年2月下旬…。

【野川キャスター】
「今回の新ルート建設において地上部ではこのレールが最後の1本ということでまさに一つ歴史的な瞬間を迎えるということになります」

駅前大橋南詰から比治山町交差点までの「地上部」、全てのレールがつながりました。
ここから試運転などを経て8月3日に開業を迎えます。

<スタジオ>

木村さん、いよいよ8月3日 街の景色かわりますね。

【コメンテーター:エディオン女子陸上部アドバイザー・木村文子さん】
「とっても楽しみです。やはり朝の渋滞というのは、時間を倍に感じることがありますので、(新ルートの開業)利用者にとってもいいと思います」