海上保安大学校 練習船「いつくしま」初の遠洋航海に出発 51人の実習生が3カ月間の航海 広島・呉市

4/25(金) 17:52

呉市の海上保安大学校で遠洋航海実習の出港式が行われ、実習生たちが去年就役した練習船『いつくしま』では初となる海外に向けた航海に出発しました。

【実習生代表・小林鼓太郎さん】
「練習船いつくしまとして初めて臨む遠洋航海。やりがいと使命感を胸に全力で乗り越えていきます」

今年で71回目となる遠洋航海実習は、海上保安大学校を卒業をした実習生が学生生活4年間の総仕上げとして国際感覚を身につけることなどを目的に行われており、今年は51人が参加します。

【実習生・竹内七海さん】
「船舶の乗組員としての技術やリーダーシップであったり士官としての能力の習熟に努めていきたい」

遠洋航海はこれまで練習船『こじま』で行われてきましたが、今年からは新たに就役した練習船『いつくしま』での実習となります。
船に乗り込んだ実習生たちは、家族や在校生の見送りを受けながらおよそ3カ月間の航海へと出港。

アメリカのサンフランシスコやシンガポールなど太平洋・インド洋沿岸の都市に寄港しながら世界4万4500キロを航海します。