広島電鉄 初の「十字クロス」新ルート 稲荷町交差点で試運転 8月の開通に向け慎重に確認
4/28(月) 18:27
開業まで3カ月余りとなった広島電鉄の新ルート。
”初”となる「十字にクロス」した線路のイマを取材しました。
広島市南区の稲荷町交差点。
【鈴木記者】
「いま稲荷町の電停に電車が止まっています。よく見ると『試運転』と書いてあります」
広島電鉄にとって初めての”十字にクロス”するポイント。
「待って待って!」
「7mm戻し!」
既存の線路に加え、新たに南北に敷く線路の「基準点」となるため、およそ500個のコンクリート製の線路「軌道ブロック」を事前に別の場所で仮組みするなど、ズレが許されない”最も難しい”ものでした。
そして、今月25日の夜…。
【鈴木記者】
「いま走り出しました。関係者が見守る中ゆっくりといま電車が十字にクロスしたレールを左に曲がっていきます」
八丁堀方面からゆっくりと動き出した電車。
《提供:広島電鉄・稲荷町交差点の試運転》
まずは、上り側のレール上を数往復。
工事関係者だけでなく電車の運行に関わる様々な部署の担当者が立ち会い電車の走りなどを確認します。
「稲荷町の新しい電停の光もつきました」
”初”となる「十字にクロス」した線路のイマを取材しました。
広島市南区の稲荷町交差点。
【鈴木記者】
「いま稲荷町の電停に電車が止まっています。よく見ると『試運転』と書いてあります」
広島電鉄にとって初めての”十字にクロス”するポイント。
「待って待って!」
「7mm戻し!」
既存の線路に加え、新たに南北に敷く線路の「基準点」となるため、およそ500個のコンクリート製の線路「軌道ブロック」を事前に別の場所で仮組みするなど、ズレが許されない”最も難しい”ものでした。
そして、今月25日の夜…。
【鈴木記者】
「いま走り出しました。関係者が見守る中ゆっくりといま電車が十字にクロスしたレールを左に曲がっていきます」
八丁堀方面からゆっくりと動き出した電車。
《提供:広島電鉄・稲荷町交差点の試運転》
まずは、上り側のレール上を数往復。
工事関係者だけでなく電車の運行に関わる様々な部署の担当者が立ち会い電車の走りなどを確認します。
「稲荷町の新しい電停の光もつきました」
8月3日に開業する「駅前大橋ルート」。
【広電社長】
「特殊な工法もかなりやっていまして、いろいろなみなさんの知恵を集めてできる新線だと」
その一つが「稲荷町交差点」と「駅前大橋」の間に設けられたポイントです。
【広島電鉄 駅前プロジェクト推進部・八木秀彰課長】
「ここは何らかの要因で広島駅に路面電車が入れないというときに、ここで全ての電車が折り返していくポイントになる。ここは道路形状が少し緩やかなカーブになっているので今回ドイツ製のレール・分岐を持ってきてここに設置している」
広電「初」となるドイツ製の「溝形レール」。
レールとレールを繋ぐ溶接も、普段、広島電鉄のレール工事ではやったことのない工法で行われました。
「あ、いま分岐を通って電停側へと電車が入ってきました」
ここでは、電車とホームの間なども細かく確認。
そして、再び分岐の上を慎重に移動してチェックを重ねます。
「この新しい稲荷町の電停ですが、このように大きな透明のガラスで壁でこのように電車が入ってくるのもしっかりと見えます」
稲荷町の「下り」電停はおよそ60mあり、広電の連結車両が「2編成」入る長さです。
「このワンマンの1両の電車と比べるとよくわかりますが、稲荷町の電停、これほど長い特徴ある電停です」
この駅前大橋ルート「稲荷町電停」周辺では29日、親子で楽しめる開業前イベントが開かれ、新しい軌道上でのJR西日本とコラボしたラッピング車両の展示や、オリジナルグッズの販売などが予定されています。
【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「十字にクロスを高知に観光に行った時に見ましたが、路面電車は広島のシンボルでもあるので、鉄道ファンとか新しいお客さんも取り込めるのかなと思います」
【コメンテーター:元カープ・山内泰幸さん】
「私たちも楽しみですけど、数多くの方が携わった工事なので工事関係者の方も楽しみなんじゃないかなと思います」
【広電社長】
「特殊な工法もかなりやっていまして、いろいろなみなさんの知恵を集めてできる新線だと」
その一つが「稲荷町交差点」と「駅前大橋」の間に設けられたポイントです。
【広島電鉄 駅前プロジェクト推進部・八木秀彰課長】
「ここは何らかの要因で広島駅に路面電車が入れないというときに、ここで全ての電車が折り返していくポイントになる。ここは道路形状が少し緩やかなカーブになっているので今回ドイツ製のレール・分岐を持ってきてここに設置している」
広電「初」となるドイツ製の「溝形レール」。
レールとレールを繋ぐ溶接も、普段、広島電鉄のレール工事ではやったことのない工法で行われました。
「あ、いま分岐を通って電停側へと電車が入ってきました」
ここでは、電車とホームの間なども細かく確認。
そして、再び分岐の上を慎重に移動してチェックを重ねます。
「この新しい稲荷町の電停ですが、このように大きな透明のガラスで壁でこのように電車が入ってくるのもしっかりと見えます」
稲荷町の「下り」電停はおよそ60mあり、広電の連結車両が「2編成」入る長さです。
「このワンマンの1両の電車と比べるとよくわかりますが、稲荷町の電停、これほど長い特徴ある電停です」
この駅前大橋ルート「稲荷町電停」周辺では29日、親子で楽しめる開業前イベントが開かれ、新しい軌道上でのJR西日本とコラボしたラッピング車両の展示や、オリジナルグッズの販売などが予定されています。
【コメンテーター:JICA中国・新川美佐絵さん】
「十字にクロスを高知に観光に行った時に見ましたが、路面電車は広島のシンボルでもあるので、鉄道ファンとか新しいお客さんも取り込めるのかなと思います」
【コメンテーター:元カープ・山内泰幸さん】
「私たちも楽しみですけど、数多くの方が携わった工事なので工事関係者の方も楽しみなんじゃないかなと思います」