【書道】「自分だけの書」を求めて――全国総文へ出品決定 広島県立府中高校・川相杏奈さん

4/29(火) 16:00

広島県内の夢や目標に向かって頑張る子どもたちを応援する夢キラリ。

昨年11月に行われた広島県高等学校総合文化祭 書道展で最優秀賞に輝き、全国総文(全国高等学校総合文化祭)への出品を決めた広島県立府中高校 書道部 川相杏奈さん(高3)にインタビューしました。

―今回の作品を振り返ってどうですか?―

中国で古くから残されている木簡という木の札に書かれている文字を臨書した作品です。

作品の中でひとつ見せ場があると、見た人が迫力を感じるかなと思って、最後の縦画を筆を開くようにしてたくさんかすれるようにしました。自分の作品を見返してみて、「たくさん練習してよかった!間違ってなかったんだな」と思いました。

―オリジナリティーを出すためどんなことに取り組んでいますか?―

見本通りに書いても多分綺麗な作品にはなると思うんですけど、配置をちょっと変えたり、墨の入れ具合による濃い所やかすれる所のバランスなど、自分にしか書くことができない感じを出したいなと思ってます。目標は全国総文で入賞することです。

―心にとどめている夢キラめく言葉は何ですか―

「自分の好きな作品を楽しむ」で先輩の野村美羽さんに言ってもらった言葉です。思うような線が出ないことや「審査員の人にどう思われるか」などプレッシャーに思っていたんですけど、その時に野村先輩にこの言葉を言ってもらえて、心のつっかえが取れました。

全国総文に出品するときに、「自分の好きなように書いたんだな」って野村先輩に伝わるような作品を書けたらいいなと思います。

―将来の夢は何ですか―

世界やいろんな所に書道の魅力を伝えていけたらいいなと思ってます。

『夢キラリ』は毎週月曜夜8時54分から放送しています。