【広島あの日のきょう】「福山そごう」がオープン(1992年) 開店前に3万人の行列が福山駅まで!

4/29(火) 18:38

テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
「あの日のきょうにずきゅん」。
33年前の1992年4月29日、福山市内で、天満屋に次いで2つめのデパート「福山そごう」がオープンしました。

オープン当日、午前10時のオープンを前に列に並んだのはおよそ3万人。
500メートル離れたJR福山駅まで続きました。

オープニングセレモニーは、有名タレントやディズニーキャラクターを呼んで盛大に行われ、当時の三好章福山市長らがテープカットをして開店を祝いました。
店内は吹き抜けや流れる水を多用したぜいたくな造りで、洗練された雰囲気をかもしだしています。

福山そごうは、福山市内では天満屋に次いで2番目のデパートでしたが、地下2階、地上9階建てで、店舗面積は広島そごうを上回る中四国最大の規模でした。
福山市へのそごう進出は、当時、広島県の経済・商業地図を塗り変える起爆剤になると期待されていました。

しかし、そごうグループの経営破綻を受け開業から、わずか8年、福山そごうは2000年に700億円あまりの負債を抱えたまま閉店しました。