広島の高校生がニューヨークで核兵器廃絶を訴える NPT準備委員会サイドイベント

4/30(水) 12:15

NPT=核拡散防止条約の準備委員会が行われているニューヨークの国連本部では29日、平和首長会議によるサイドイベントが行われ、広島の高校生たちが核兵器廃絶を訴えました。

サイドイベントは広島市の松井市長が会長を務める平和首長会議が、NPTの準備委員会に合わせて主催したもので、松井市長や長崎市の鈴木市長のほか、「平和首長会議ユース」として現地に派遣されている県内4校の高校生たちも参加しました。

【広島の高校生のプレゼンテーション】
「これを覚えておいてください。核兵器廃絶のために最も重要なことはあなたの心の中の小さな変化が世界の大きな変化につながるということです」

イベントで生徒たちはそれぞれが取り組んでいる平和活動や平和への思いについてプレゼンテーションを行い、核兵器のない世界の実現を訴えました。

【広島なぎさ高校・河村波音さん】
「核兵器に関する問題をはじめとする社会課題をどのように自分事にしていけるかという教育のプラットフォームやアプローチ方法を自分なりに研究していきたい」

また、広島県もサイドイベントを開催し、湯崎知事や県議会の議員たちが傍聴するなか、核抑止力に頼らない安全保障のあり方などについて平和研究の専門家たちが意見を交わしました。