2014年09月26日(金)
子どもたちが自由な発想でおもいっきり遊ぶ もとまち自遊ひろば
広島市中区基町の中央公園、しばふひろば西側に現れる「もとまち自遊(じゆう)ひろば」。「こどもたちが自由な発想でおもいっきり遊ぶ」遊び場として、NPOセトラひろしまが広島市より受託し、子どもの自由な遊び場づくりを応援するグループ“ゆうえん隊”がスタッフとして活動し運営しています。子どもたちが自分の責任で自由に遊ぶことができるように、緩やかな見守り体制を整えています。
子どもたちは、ひろばに運び込まれた端材やロープ、ブルーシートなどを使って思い思いに遊びを始めます。端材にくぎを打ちつけたり、一斗缶に木をくべて火を起こしてマシュマロを温めて食べたり、園芸用テントをハンモックのように木に結び付けた大掛かりな仕掛けで遊んだり。ここにあるものを使って「おもしろそう」「やってみたい」という想像力や冒険心を働かせ、“名前のない遊び”があちこちで始まります。子どもが違えば遊びも違います。ひろばでは、決められた遊びのプログラムはありません。
参加できる対象年齢に制限はありません。子ども同士で遊ぶことで、仲間と協力することを覚え、時にはぶつかり合ってさまざまな感情を経験します。小さなケガを繰り返しながら、大きなケガから自分を守るすべも身につけます。しかし「現在、子どもたちの遊びは危険だからという理由で、遊びを禁止されることがよくあります。子どもたちにとって、遊びは生きることそのもの。子どもが子どもらしく遊べる場所、大人がお互い様の気持ちで子どもを見守り合えるつながりを、生活の場につくっていきたい」とスタッフの六百田裕子さん。そのためにも、このひろばを10年、それ以上続けていくことを目標にしています。
もとまち自遊ひろばは、基本的には毎月第2、4の日曜、午前10時~午後4時に開かれます。詳しい予定は、ブログやフェイスブックで告知。初めて利用する時に連絡先などを登録し、あとは利用時に記名します。保護者と一緒の子どももいれば、子どもたちだけの参加もあります。広島市を中心に、東広島市からの参加もあるそう。参加は無料です。