2016年12月28日(水)
色の効果を取り入れて、子どもの心を育てる
今回は色を取り入れた簡単で楽しい「色育」を通じた活動を行う、色育シニアインストラクターの田中雅子さんに活動内容を伺いました。
「色育」とは?
「色育」とは色の効果を利用して、子どもたちの生きるチカラを育てようというものです。いつも何かと忙しく、慌ただしさを感じながら今を生きる子どもたち、そして大人の方にとって、とても大切な集中力、想像力、コミュニケーション力をカラーの持つ生理的、心理的な効果を取り入れた、簡単で楽しい教材を使って育てていくことを目指しています。
普段の生活や絵本の読み聞かせのときなどにも、「空が青いね」「夕日がオレンジだね」「ピンクはかわいいね」など言葉を覚えるのにも色を組み合わせた会話をすると想像力が膨らみますし、語彙も増やしていけると感じられているのではないでしょうか。また、ぬりえはたくさんの色から選んで塗ることでその時の心理状態がわかります。脳も適度な刺激を受け活性化されストレスも発散できます。最近では“大人のぬりえ”も流行っていますね。
普段の生活や絵本の読み聞かせのときなどにも、「空が青いね」「夕日がオレンジだね」「ピンクはかわいいね」など言葉を覚えるのにも色を組み合わせた会話をすると想像力が膨らみますし、語彙も増やしていけると感じられているのではないでしょうか。また、ぬりえはたくさんの色から選んで塗ることでその時の心理状態がわかります。脳も適度な刺激を受け活性化されストレスも発散できます。最近では“大人のぬりえ”も流行っていますね。
私たち色育アドバイザーは子どもが塗った色や、選んだ色で心理分析をすることはしません。その代わりに「なんで今日はこの色なのかな?」と聞きます。色選びを楽しむ中で会話をすることで子どもなりの価値観がわかったり、その時の心理状態が色で表現されていたり、こんな想像をしたのかと、本当に興味深いものです。また、「赤・青・黄色」の3原色や明るく鮮やかな色ではなく、「茶色・グレー・紫色」など、暗く濁ったイメージの色を選ぶ子どももいます。色にはポジティブな意味とネガティブな意味があります。たとえば茶色には「ウンチの色、汚い」などとマイナスなイメージを抱く子どもがよくいますが、「土や木の色」でもあって“安定”“慎重”“落ち着き”などの意味もあります。
◇「色育」が子どもに与える影響
・色彩感覚を養う(五感を磨く)。
・色をじっと見つめることで集中力を養う
・色から様々なものを連想し想像力を高める
・色から感じたことを発表し話す力を身に付ける
そしてその先には、自分を受け入れ、他者を受け入れ、お互いに尊重できる人間関係を築くことを目指しています。
・色彩感覚を養う(五感を磨く)。
・色をじっと見つめることで集中力を養う
・色から様々なものを連想し想像力を高める
・色から感じたことを発表し話す力を身に付ける
そしてその先には、自分を受け入れ、他者を受け入れ、お互いに尊重できる人間関係を築くことを目指しています。
親子交流グループ“色育ひろば”
色を通して楽しみながら「色育」を継続する場として、広島市中央公民館で定期的(第3日曜10:00~12:00)に、“色育ひろば”を開催しています。ぬりえ、折り紙、工作等、色を使ったワークやゲーム通して親子一緒に多年齢(幼児~小学6年生)の人と交流を深めるのが目的です。
なにげない色遊びや色を取り入れた会話で、たくさんの子どもたちから
「(自分のことを)わかってくれてうれしかった」
「(自分の気持ちを)伝えることができてうれしかった」
そんな声を多く聞きました。
「(自分のことを)わかってくれてうれしかった」
「(自分の気持ちを)伝えることができてうれしかった」
そんな声を多く聞きました。
色育は継続することに意味があり、継続することにより「生きる力」を育むことができると考えます。“色育ひろば”を通じて、色を感じながら想像力を育くみ、親子でコミュニケーションを深めながら、参加者みんなで仲良く楽しく過ごしたいと思っています。