2015年6月3日(水)
ケガをしにくい身体をつくるには
運動会シーズン。この日に向けて練習をしている子どもたちも多いと思います。ですが、運動会直前でケガをしてしまって出場できなくなった・・という声を聞くことがあります。せっかくの運動会、ケガなく本番を迎えたいですよね。そこで、ケガをしにくい身体づくりについて、ストレッチ専門店 トリム広島のチーフトレーナー・松下恒和さんとトレーナー・長野竜二さんに教えてもらいました。
なぜケガをしてしまうのか。
「運動不足」と「身体が固いこと」が原因のことが多いです。身体が固いまま放っておくと運動したときにケガをしやすくなってしまいます。最近は、腰が弱い子どもが多いので、ストレッチをして筋肉を伸ばしてあげると、身体が柔らかくなり、ケガの予防にもつながります。
8歳から13歳頃までに身体を柔らかくしよう。
スポーツのトレーニングに1番適した年代のことを「ゴールデンエイジ期」と呼んでいます。特に小学4~6年生は、成長期に入るので、運動能力が大きく伸びる時期です。全身をまんべんなく使い、色んな動作を習得することでケガ、病気をしにくく、柔軟な身体になるといわれています。そこで、簡単にできる方法の一つがストレッチです。
お子さんと一緒にお風呂上りにストレッチをしよう
(1)太ももを伸ばす
仰向けになり、片足ずつあげて、顔の方へ引き寄せるようにしてください。
太ももの裏が伸びるのを感じながら20秒間キープ。右足がすんだら左足・・というように、この動作を2セット繰り返します。
太ももが固いと前屈ができにくい原因にもなります。
太ももの裏が伸びるのを感じながら20秒間キープ。右足がすんだら左足・・というように、この動作を2セット繰り返します。
太ももが固いと前屈ができにくい原因にもなります。
(2)大臀筋(お尻の筋肉)を伸ばす
座ったまま右のお尻を少し浮かし、右足を立てた左足の膝へのせて20秒間キープ。
これを交互に2セット繰り返してください。
このときに注意したいのは、背筋は伸ばして胸を張ること、そして足の角度を90度に保つことです。 この動作を2セット繰り返します。
これを交互に2セット繰り返してください。
このときに注意したいのは、背筋は伸ばして胸を張ること、そして足の角度を90度に保つことです。 この動作を2セット繰り返します。
(3)中臀筋(腰の下あたりのお尻の筋肉)を伸ばす
座ったまま左足を右足へクロスするように立てて、20秒間キープ。
これを交互に2セット繰り返してください。
右足のかかとは左のお尻へくっつけるように。ヨガのポーズに似ているかも・・・
中臀筋が弱っていると、まっすぐに立ちにくくなります。
この大臀筋と中臀筋のストレッチをして柔らかくすることで腰を痛めにくくなります。
半ズボンまたはジャージー素材のズボンで行うとストレッチしやすいですよ。
これを交互に2セット繰り返してください。
右足のかかとは左のお尻へくっつけるように。ヨガのポーズに似ているかも・・・
中臀筋が弱っていると、まっすぐに立ちにくくなります。
この大臀筋と中臀筋のストレッチをして柔らかくすることで腰を痛めにくくなります。
半ズボンまたはジャージー素材のズボンで行うとストレッチしやすいですよ。
ストレッチだけでは物足りないお子さんにはトレーニングがオススメ
なわとびや懸垂を中心とした様々な動きを使ったトレーニングをトリム広島のやり方で指導しています。これらを行うことで、リズム感や心肺の向上、瞬発力を高めるといった効果が期待され、柔軟且つ自然な動き、そしてバランス感覚を養うことができると考えています。サッカー、野球、陸上などにも応用ができますので、スポーツをしているお子さんやストレッチだけでは物足りない、というお子さんにはトレーニング専門の指導者に教えてもらう、などの方法もあります。ストレッチとトレーニングをすることでよりケガのしにくい身体になると思います。
- 【話を聞いた場所】
トリム広島
- 動ける身体づくりをサポートしているストレッチ専門店。
☎ 082-263-5411