2015年11月4日(水)
歯を大切にしよう
11月8日は「いい歯の日」。80歳になっても自分の歯を20本以上保ちたいですよね。そこで、いしばし歯科の院長、石橋昌彦(いしばし・まさひこ)先生に聞きました。
虫歯になる子どもは増えている?
食生活が豊かになったことで、虫歯になる確率が高いのかも・・・と思われがちですが、虫歯になってからの治療ではなく、なる前の予防を大切にする「予防歯科」が普及したことで、小さい頃から歯磨きなどの口腔内ケアや健康意識の高まりから、虫歯は減少傾向にあると言われています。
http://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/
2015/03/27/1356103_1.pdf
2015/03/27/1356103_1.pdf
(※9ページ、10ページ目参照) 出典:文部科学省ホームページ
正しい歯の磨き方
1日3回、食後すぐに3分程度歯磨きをするのが理想的です。朝・夜は磨くけれど、お昼は磨かないという子どもたちも多いのではないでしょうか。毎食後、歯磨きをすることが重要です。歯ブラシはペンを持つように持ち、歯磨き粉をつける場合、米粒2粒ぐらいをつけるか、何もつけずに磨きましょう。虫歯になりやすい場所は「歯と歯の間」「歯と歯肉の境目」「奥歯のかみあわせ」の部分です。特に「歯と歯茎の間」は磨き残しやすいので、歯ブラシを45度の角度で当てるようにすると、上手に磨くことができます。
一番重要なのは、寝る前の歯磨き
夜食後、すぐに歯磨きをしましょう。寝ている間は、唾液の量が日中に比べると減るため、きちんと歯磨きをしないと、寝ている間に細菌が増殖します。虫歯、歯周病が進行していく原因にもなります。食べカスが歯垢に変わるまで24時間かかると言われていますので、正しい磨き方をしていれば、虫歯になることはないでしょう。
気を付けたい「指しゃぶり」
小さい頃、指しゃぶりをしていた、あるいは今も指しゃぶりをすることがある、というお子さんもいらっしゃるかもしれません。
指しゃぶりが原因で出っ歯になることがあります。ひどくなると矯正治療は無理なので、全身麻酔による外科的治療となります。(入院1ヶ月程度)
また「いびつな噛み合わせ」「たるんだ唇」「鼻の穴が上に向いている」「唇が閉じられず口呼吸が始まる」といった症状が出てきます。口呼吸をすると、鼻というフィルターを通さないので、汚れた空気が口から肺に入る事により扁桃腺肥大が起こります。アトピー、アレルギー、喘息、鼻炎、などの原因となります。さらに前歯の開いたスキマから舌を出す「舌前突癖」が出現し、ますます出っ歯になります。この癖を止めるのは至難の技です。
もし、あなたのお子さんが指しゃぶりをしていたら、直ちに止めさせる必要があります。指しゃぶりは、歯並びの問題ではなく、健康問題です。気になることがあったら近くの歯科医を訪ねてください。
歯ブラシの選び方
最後に、歯ブラシの選び方をお伝えします。「毛の硬さ」、「持ち手の形」、「毛の長さ」の3つがポイントです。
【毛の硬さ】
「ふつう」の硬さを使う人が多いですが、歯茎が弱く出血しやすいならば「やわらかめ」、力を入れず歯を磨くなら「かため」が向いています。
【持ち手】
少し丸みがあるほうが、手になじみやすいので持ちやすいでしょう。
【毛の長さ】
毛先がギザギザのものよりも、均一になっていると力が均等に入るので、きちんと磨くことができます。
歯ブラシの交換時期は、1ヶ月に1回を目安として、少なくとも3ヶ月に1回は交換するようにしましょう。お子さんの大切な歯を守るためにも、親子で一緒に正しい歯磨き習慣を身に付けませんか。
【毛の硬さ】
「ふつう」の硬さを使う人が多いですが、歯茎が弱く出血しやすいならば「やわらかめ」、力を入れず歯を磨くなら「かため」が向いています。
【持ち手】
少し丸みがあるほうが、手になじみやすいので持ちやすいでしょう。
【毛の長さ】
毛先がギザギザのものよりも、均一になっていると力が均等に入るので、きちんと磨くことができます。
歯ブラシの交換時期は、1ヶ月に1回を目安として、少なくとも3ヶ月に1回は交換するようにしましょう。お子さんの大切な歯を守るためにも、親子で一緒に正しい歯磨き習慣を身に付けませんか。
- いしばし歯科 院長
石橋昌彦(いしばし・まさひこ) - 昭和57年 神奈川歯科大学卒業
昭和58年 広島大学 歯学部 研究生
昭和60年 いしばし歯科開院
いしばし歯科
広島市安佐北区深川6-8-18
TEL:082-845-0008