2021年6月2日(水)
【素朴な疑問シリーズ】子どもの友達がコロナに感染したようです…。
学校を休んだお友達、感染したかもしれないお友達、医療に関わる仕事をしている親をもつお友達、家族が感染したというお友達、このお友達は悪者? このお友達は、ばい菌?いっしょに遊ばない! 仲間には入れない! これって正しい? それは間違いです! 悪者は、目に見えない『ウィルス』です。どんな友達もみんなの大事な仲間です。
相手に対して一方的に、身体的・心理的な攻撃を継続的に加えることで、相手が深刻な苦痛を感じた時、その攻撃を“いじめ”といいます。“いじめ”は、された人、それを見た人の心を傷つけます。その心の傷は、時には、簡単には治らないこともあります。
そして、実は残念なことに“いじめ”は大人の社会もあるのです。人の多様性を尊重し(人はそれぞれ違うことを互いに認め合うこと)、こころあたたかい社会をつくるため、私たちは何ができるでしょうか。
“コロナいじめ”を撲滅するために、
子どもたちに伝えたいこと。
みなさんのかけがえのない優しさと一人ひとりの勇気を私たちの社会は必要としています。必ずまた日常が戻ることを信じて、みんなで力を合わせましょう。
非日常の連続では、大人もストレス状態が続きます。どうか今一度、ご自身のセルフケアを大事にしてください。そして、“人の多様性を尊重する”という考え方を今一度、子どもたちと考えていきたいですね。困ったことがあったら、一人で抱え込まないで。相談しましょう。
◎国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
「新型コロナウイルスと子どものストレスについて」
(https://www.ncchd.go.jp/news/2020/20200410.html)を加工して作成。