2021年9月1日(水)
【素朴な疑問シリーズ】歯が抜けても元に戻せるってホント?
わんぱく盛りの子どもの歯がケガなどで抜けてしまった時、すみやかに適切な対処をすれば元通りに治せる可能性があります。ポイントになるのは、歯の根の表面にある「歯根膜」。「歯根膜」が乾燥しないうちに大急ぎで抜けた歯を探して、歯牙保存液か牛乳に浸して、できるだけ早く(歯が抜けてから30分以内に)歯科医院を受診しましょう。抜けた歯が土などでひどく汚れている場合は、歯牙保存液か牛乳か生理食塩水で軽く流します。このとき、水道水やミネラルウォーターは、「歯根膜」の組織が破壊されるので避けてください。また、歯の根の表面にある「歯根膜」は触らないように。歯冠部分(歯ぐきの上に見えていた部分)を持つようにしてください。
- 【監修】広島県歯科医師会
◎広島県歯科衛生連絡協議会「ぶつけて歯が抜けた!」
(https://www.hpda.or.jp/upload/gaisyou_poster.pdf)を加工して作成。
◎広島県歯科衛生連絡協議会「歯・口の外傷治療の実際」
(https://www.hpda.or.jp/upload/gaisyou_actual.pdf)を加工して作成。