2022年6月3日(金)
【素朴な疑問シリーズ】Q.子どもも「歯周病」になりますか?
●「歯周病」とは?
歯周病は、子どもからお年寄りまで、歯があれば誰でもかかる病気ですので子どももなります。「歯周病」には2種類あり、腫れが歯ぐきに限局している場合を「歯肉炎」、さらに進行して歯を支えている顎の骨が破壊されている場合を「歯周炎」と呼びます。
●「歯周病」の主な原因は、歯垢(プラーク)や歯石。
乳歯と永久歯が混在する混合歯列期は、歯ならびが完成しておらず、段差や隙間があり、歯みがきがとても難しく、みがき残しが多い時期です。プラーク染め出し剤を活用し、みがき残し部位の確認をしてみましょう。また、歯みがきが上手になるまでは、家族が協力して仕上げ磨きを心がけましょう。
●歯ブラシの交換日を決めましょう。
毛先が広がった歯ブラシを使い続けると十分に汚れを取り除くことができません。毎月1日など、歯ブラシの交換日を決めて、最低でも1カ月に1回は、歯ブラシを交換しましょう。
●補助的清掃器具の使用も効果的です。
歯ブラシだけでの歯みがきでは、「歯周病」は十分に防げません。デンタルフロスや歯間ブラシ、ワンタフトブラシなどの使用もオススメします。
●定期的に歯科健診とプロフェッショナルケアを
受けましょう。
「歯周病」が自然に治ることはありません。各家庭でかかりつけの歯科医院を持ち、定期的に歯科健診を受け、歯科医師や歯科衛生士による口腔健康管理(口腔ケア)を受けましょう。
- 【監修】広島県歯科医師会
◎広島県歯科衛生連絡協議会「家族で取り組む歯周病予防」
(https://www.hpda.or.jp/upload/ka-sishu-yobo02.pdf)を加工して作成。