2023年4月19日(水)
【素朴な疑問シリーズ】Q.教科書までデジタルになって、子どもの視力が心配です。
●学校でも家庭でも、目の健康を守るルールづくりを!
メガネやコンタクトレンズをすれば見えるようになる近視は、これまで大きな問題とは認識されてきませんでした。ところが、近視の人は、近視でない人と比べて、将来様々な目の病気にかかるリスクが高いことがわかってきました(たとえ、近視の度数が弱くても、将来、緑内障になるリスクは4倍、網膜剥離になるリスクは3倍といわれています)。
そうした中、文部科学省が推進する「GIGA(Global and Innovation Gateway for All/すべての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)スクール構想」によって、児童・生徒は1人1台、「自分のデジタル端末」を持つことになりました。
子どもが学校から端末を持ち帰り、家庭で使用するにあたって、「目の健康を守るルール」は欠かせません。特に端末の画面を見て操作をする近見作業は、近視の発症や進行の観点からも、注意が必要です。
●デジタル端末を30分以上続けて見ないようにしましょう。
近見作業を長時間行うと、目の疲れ、ドライアイのほか、近視の発症や近視の進行の可能性があるとされています。デジタル端末を使用するときは、「デジタル端末を30分見たら、そのあとは必ず視線を外して、20秒以上、遠くの○○を見て目を休める」を心がけましょう。このルールは、家庭にあるスマホ、タブレット端末やゲーム機にもあてはまります。
近見作業を長時間行うと、目の疲れ、ドライアイのほか、近視の発症や近視の進行の可能性があるとされています。デジタル端末を使用するときは、「デジタル端末を30分見たら、そのあとは必ず視線を外して、20秒以上、遠くの○○を見て目を休める」を心がけましょう。このルールは、家庭にあるスマホ、タブレット端末やゲーム機にもあてはまります。
●屋外活動時間を増やして、近視の進行を抑えましょう。
デジタル端末の使用により、近いところを見続け、一定の姿勢を取り続ける時間が増えると、眼精疲労や頭痛、肩こりなどを引き起こすことがあります。外に出て遠くを見る、身体を動かすことは大切なことです。屋外での授業や昼休みには、積極的に体を動かしましょう。日陰でも良いので太陽光のもと、1日2時間程度過ごすことで、近視の進行抑制に効果があるとされています。
デジタル端末の使用により、近いところを見続け、一定の姿勢を取り続ける時間が増えると、眼精疲労や頭痛、肩こりなどを引き起こすことがあります。外に出て遠くを見る、身体を動かすことは大切なことです。屋外での授業や昼休みには、積極的に体を動かしましょう。日陰でも良いので太陽光のもと、1日2時間程度過ごすことで、近視の進行抑制に効果があるとされています。
●就寝1時間前からは、デジタル端末の使用を控えましょう。
デジタル端末の多くは、その画面から強い光を発するため、入眠作用があるホルモン「メラトニン」の分泌が阻害され、寝付きが悪くなります。まずは、規則正しい就寝時間を決めましょう。また、就寝1時間前からはデジタル端末の使用を控えるようにしましょう。
デジタル端末の多くは、その画面から強い光を発するため、入眠作用があるホルモン「メラトニン」の分泌が阻害され、寝付きが悪くなります。まずは、規則正しい就寝時間を決めましょう。また、就寝1時間前からはデジタル端末の使用を控えるようにしましょう。
【監修】公益社団法人 日本眼科医会
人生100年 日本眼科医会では大切な目の健康を守る活動をしています。
◎公益社団法人日本眼科医会「目の健康啓発マンガ ギガっこデジたん!活用マニュアル」
(https://www.gankaikai.or.jp/info/giga_manual.pdf)を加工して作成。
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◎公益社団法人日本眼科医会「目の健康啓発マンガ ギガっこデジたん!活用マニュアル」
(https://www.gankaikai.or.jp/info/giga_manual.pdf)を加工して作成。
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