子育てアドバイス

【よくある相談シリーズ】うちの子、話をあまりしなくなりました…。
これまで学校のことや友達のことなど、何でもよく話をしてくれていた子どもの口数が減って、あまり話をしてくれなくなったら、心配になりますよね。親としては原因が知りたくなって、「どうしたの?」「学校でいじめられてるの?」「先生に怒られた?」など、質問攻めにしてしまうことも多いようです。でも、子どもは「ううん」「別に」「普通」などあいまいな返事をするか、黙ってその場からいなくなるか、イライラして怒り出すかではないでしょうか。そして、返事をしない子どもを「態度が悪い」と怒ってしまい、後から、うまく対応できなかったと落ち込むこともよくあることと思います。  
【よくある相談シリーズ】うちの子、運動が苦手で、体力づくりが心配です。
運動が苦手だと体力がつかないかというと、そうではないことを述べたいと思います。  
【よくある相談シリーズ】近頃、災害が多くて、子どものことが心配です。
●災害時、私たちがとるべき行動を知っておきましょう。 皆さんは、災害と聞くと、どのようなものをイメージされますでしょうか。地震?水害?土砂災害? 災害といってもその種類は多岐にわたりますし、その影響もそれぞれ異なります。そうしたことを踏まえ、ここでは避難を伴う災害発生時に子育て世帯がどのような困難に直面するのか、また災害発生時の注意点についてどんなことを子どもたちと共有しておくべきかを考えていきたいと思います。 私は、東日本大震災をきっかけに、災害発生時の子ども支援活動に取り組んできました。近年では、発災後すみやかに被災地入りし、避難所等での子どもの居場所支援活動にも参加しています。そうした中、災害時にはどうしても子どもたちの支援活動が充実していかない現実を見てきました。こうしたことも含めて、ここでは少しお話をしていきます。  
【よくある相談シリーズ】英語学習、小学生から始めるべきか迷っています。
●小学校で英語を学ぶ理由 「英語ができるといいなあ!」こう願っておられる方はとても多いのではないでしょうか。おそらく理由はさまざまだと思います。学校で学んでいるから、受験で有利になるから、「グローバル化」の進む社会だから等、いろんな理由が考えられます。この他にも外国の人と意思疎通をしたり、外国語の文化について学ぶことが大切だからという理由もあるかもしれません。 さて、小さなお子さんをもつ方にとって、我が子を英語にどう触れさせるかは気になる問いです。このエッセイではまずは公教育における小学校英語について考えてみましょう。学校教育法第21条には義務教育の目標として以下の記載があります(以下、抜粋)。 「三 我が国と郷土の現状と歴史について、正しい理解に導き、伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する態度を養うとともに、進んで外国の文化の理解を通じて、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。」 これを読むと義務教育において外国語を学ぶ意味が少し見えてきます。外国語学習は世界の平和と発展に貢献するという考え方です。自分とは異なる存在を深く理解し、尊重することの大切さがこの条文では謳われています。  
【よくある相談シリーズ】うちの子、ダラダラ星人で、なかなか次の行動ができません。
●取り組む主体は、あくまでも「子ども本人」。 私たち大人が生活する中では、仕事や家事のように、所定の期日までに確実に完了させないと、その後の生活や周囲の予定に差し障りが出る事柄は少なくありません。私がいま書いているこの原稿も締切日がありますが、あまり直前に取り掛かると不慮の事態に対応できませんので、私たち大人はそのような事柄に対しては趣味や娯楽の時間よりも優先的に時間配分し、先延ばしの結果、生じる事故や不利益をできるだけ回避するように努めます。 子どもが通う学校にももちろん、宿題や課題をはじめ期日内の完成・提出が求められる事柄は多くありますので、周囲の大人としては、子どもの自主的な取り組みを尊重したいという思いがあっても、つい早め早めの取り掛かりや気持ちの切り替えを促したくなりますよね。 大人はその豊富な経験から先延ばしは不慮の事態に脆いことを知っていますので、そのような助言や忠告自体は道理に適うものですが、小学校中高年ともなれば素直に受け容れてくれることばかりではありません。「言われなくてもわかっているし!」「自分のタイミングで始めるから!」「ていうか、うるさい!」子どもが失敗して不利益を被ることがないように、また自ら行動を管理・調整する力を身に付けてもらえるように願って助言や忠告をする大人からすれば、腹立たしく感じる言葉を受けることもあるかもしれません。 ただ、そのような場合に心に留めておきたいのは、取り組む主体はあくまでも「子ども本人」であって私たち大人ではない、という点です。 私たちは自分の欲求(ここでは、「子どもにこちらが適切と思う時に取り掛かってほしい」)が満たされなかった時、それを妨げる要因(ここでは、子ども自身の主体性や意思)に対して「怒り」や「腹立たしさ」を感じることになりますが、ギリギリで気忙しく対応することになるのも、失敗して不利益を被ることになるのも「子どもの問題で大人ではない」のですから、自分の思い通りにいかない「怒り」の対象に入れてしまうことは相応しくありません。 「怒り」は攻撃行動を伴うことでその阻害要因を排除するように私たちに仕向けますから、ガミガミとした叱責やクドクドとした説教を子どもに浴びせる可能性がどうしても高くなります。子どもは自分の主体性を侵害されてストレスが募り、次の行動にも意欲が持ちづらくなるでしょうし、大人からの更なる侵害に備えて心の壁を厚く強化するでしょうから、どんな助言も忠告も益々届きづらくなることが予想されます。 そのような悪循環を避けるためにも、短期間で劇的に行動が改善するという大人本位の期待は持たずに、(行動の切り替えが難しいという)子どものいまの在り様を「受け容れて気長に待つ」、長期戦の心構えでまずは臨みたいですね。  
【よくある相談シリーズ】うちの子、早寝&早起きができません…。
子どもたちの健全な育成、ココロとカラダの健康を支えるには、「休養(睡眠)」「栄養(食事)」「運動(遊び)」の3つが重要です。早寝&早起きの工夫としては、「早寝と早起き」という2つの目標をやめて、まずは「早寝か早起きか」に絞って挑戦する作戦はいかがでしょうか。  
【よくある相談シリーズ】いけないと分かっていても、他の子と比べてしまいます。
●他の子どもとの比較は、誰もがしてしまうこと。 他の子どもとの比較は、NG行動だと分かっていても、多くの親がしてしまいます。そして、その多くの親たちも、子ども時代に「○○君の方がよくできるね」「○○ちゃんの方がしっかりしているね」などと比較されて、傷ついた記憶があるはずです。そのため、「自分は親失格だ」「自分の子育ては間違っている」と思い詰めることはされなくてよいと思います。  
【よくある相談シリーズ】子ども同士のトラブル、みんなどうしてる?
●「学校でお友達と上手くいっていないのかも…」  と感じたら。 「子どもが学校から浮かない顔で帰って来た…」そんな様子を見ていると、おうちの人はとても心配ですよね。ましてや「学校に行きたくない」と行き渋りが始まれば尚更です。今回は、「うちの子、最近元気がないなぁ」「うちの子、学校でお友達と上手くいっていないのかも…」と感じた時に、おうちの人はどう対応すればよいか、そのポイントについて考えてみたいと思います。  
【よくある相談シリーズ】教育費はいくらまで?家計とのバランスは?
●子どもの教育費は、家計の聖域!? 子どもの将来を思い、「教育費にはしっかりお金をかけていきたい!」とお考えの親御さんは多いようです。その反面、収入がなかなか伸びない中、教育費を負担に感じている親御さんも多いことでしょう。家計をやり繰りする中で、教育費にお金をかけたいけれど、どこまでかけられるか、悩みますよね。まず、統計値を見てみましょう。 文部科学省が行った「平成30年度 子供の学習費調査」によると、公立小学校に通う小学生1人あたりにかかる教育費は、年間約32万円。この中には、学校教育費や学校給食費だけでなく、習い事などの学校外活動費も含まれています。世帯収入が増加するにつれて、学校外活動費は多い傾向にあり、概ね年収の4~6%程度(小学生1人あたり)という結果でした。 しかし、これはあくまでも統計値。家庭によって教育方針や考え方は違うし、そもそも収入も年齢も違うので、「いくら」と言う正解はないのです。ただし、教育費にかけられるお金には限りがあります。  
【よくある相談シリーズ】子どもが「ギフテッド」ではないか、と言われました
●はじめに こちらをご覧になっている方は、「ギフテッド」という言葉で検索された方、実際にお子さんがそのように言われたという方もいらっしゃると思います。ここでは、「ギフテッド」について簡単に紹介していきたいと思います。  
【よくある相談シリーズ】うちの子、塩辛いものが大好きなんです…。
●今のごはんは未来のわたし!  ~適塩でおいしく食べよう~ 人間の体は、食べ物によって作られます。子どもたちは今、食べているもので「未来のわたし」の体づくりをしています。さて、皆さんは、家庭での食事作りの中で、塩分を考えて料理をされていますか? 現在、令和元年国民健康・栄養調査の結果によると、健康な日本人の成人男女が目標とすべき1日の食塩摂取量は男性7.5g未満と女性6.5g未満とされていますが、日本人の1日あたりの平均塩分摂取量は男性10.9g、女性9.3gで、目標値を上回る結果であり(図1、図2)、減塩が強く勧められています。  
【よくある相談シリーズ】うちの子、お風呂がキライで困っています…。
このコメントの裏側にあるのは、「お風呂を好きになってほしい!」「お風呂に入ってほしい!」という思いだと思います。言い方を変えると「うちの子がお風呂に入るようにするためにはどうすればよいか?」ということになるでしょう。  
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