知って役立つわんぱくミニ情報

【子育て支援シリーズ】もしも、集中豪雨で避難することになったら?


○災害から命を守るために!

毎年6月の梅雨入りから秋にかけて、梅雨前線や台風などの影響により、たくさんの雨が降ります。昨年の7月豪雨では、広島県でも山や崖が崩れる土砂災害などが続々と発生し、100人以上が亡くなられました。大雨がもたらす被害や危ない時にはどのようにして自分の身を守ればよいのかを知り、災害から大切な命を守りましょう。

○身を守るための3ステップ!

❶危ない場所を知っておこう。
ハザードマップを参考に、家族みんなで、家や学校の周りの危ない場所を調べましょう。また、避難所も調べて、そこまでの道を実際に歩いてみましょう。災害が起こると、普段知っているまちの姿は大きく変わります。例えば大雨の時、避難所の場所は知っていても、通り道が川のようになっている場合もあります。「災害が起きたら?」と考えて、避難所までの経路の安全性を確認しておきましょう。また、一人で避難することになった場合に備えて、家族の人と待ち合わせ場所を決めておきましょう。


※ハザードマップは、各市町から各ご家庭に配布されたり、各市町のホームページ等で公開されたりしています。万一配られたものを無くしてしまった場合は、お住まいの市町の窓口に相談してみましょう。


❷情報を集めて、雨の降り方に注意しよう。
風水害や土砂災害の多くは、雨がきっかけになって起こります。気象注意報・警報、雨量などの気象情報や避難に関する情報など各種情報を確認し、災害発生の危険性をいち早く察知することが重要です。また、今年の出水期より、「警戒レベル」を用いた避難情報が発令されています。市町から「警戒レベル3・4」が発令された地域にお住まいの方は、速やかに避難してください。避難を呼びかける「警戒レベル」は、洪水や土砂災害等に関する情報に対応しています。市町から発令される避難情報等、国土交通省や気象庁、都道府県から提供される防災気象情報には、以下のものがあります。※1


※1 必ずしも、この順番で発令されるとは限らないので、ご注意ください。また、被災地域や台風接近時においては、避難情報が早めに発令されることがあります。
※2 災害発生情報は、災害が発生していることを市町が把握できた場合に発令するものであり、必ず発令されるものではないことに留意してください。また、ここでいう「災害」とは、人命がかかわるものであり、例えば小規模な道路冠水などは含まれません。
※3 避難先は、公的な避難場所に限りません。家族や親戚、知人宅への避難について日頃から相談しておいてください。
※4 避難指示(緊急)は、地域の状況に応じて緊急的又は重ねて避難を促す場合などに発令されるものであり、必ず発令されるものではないことに留意してください。
※5 大雨特別警報は、洪水や土砂災害の発生情報ではないものの、災害が既に発生している蓋然性が極めて高い情報として、警戒レベル5相当情報として運用する。ただし、市町長は警戒レベル5の災害発生情報の発令基準としては用いません。


◎広島県防災情報メール通知サービス
http://www.bousai-mail.pref.hiroshima.lg.jp/home.jsp
事前に登録しておくと、広島県内の気象情報や避難情報がリアルタイムで携帯電話などにメールで届きます。自動で送られてくるため、必要な情報を確実に入手できます。


❸危ないと思ったら、早めに避難しよう。
暗くなってから、大雨の中を非難するのは危険です。危険を感じたら、明るいうちに早めに避難しましょう。




○避難する時の注意点は?

❶避難の時は、なるべく家族と一緒に行動しよう。
はぐれないよう、互いの身体をロープなどで結んでおきましょう。


❷雨が降ってきた時は、すぐに川や山のそばから離れよう。
避難する時も、川や崖には近づかないようにしましょう。


❸水面下の危険をさけるため、長い棒を持って歩こう。
濁った水は深さが分からないので、棒や傘などで地面を確かめながら避難しましょう。また、浮き輪があればつかまり歩きをして、安全を確保しましょう。


❹素足や長靴はダメ!紐でしめる運動靴をはこう。
長靴は中に水が入り、かえって動きにくくなります。非常持ち出し品などはできるだけ背負うようにして、両手が使えるようにしておきましょう。


❺腰まで浸かる場合は、無理せず高い所で助けを待とう。
水の中で歩ける深さの限界は、大人の男性で約70㎝、大人の女性で約60㎝といわれています。また、流速がある場合は、足のくるぶし以上の水量があると、流される恐れがあり、危険です。



○避難の余裕がない時の命を守る行動は?

激しい雨が降っている時や夜中など、外へ避難することが危険な時は、家の2階以上の崖から遠い部屋か近くの丈夫な建物へ避難しましょう。


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