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【子育て支援シリーズ】もう読んだ?『わたしはどこで生きていけばいいの?』


冬休みの宿題の読書感想文はもう終わりましたか? 厚生労働省では、子どもたちの健やかな育ちと豊かな想像力のために、子どもたちに読んで欲しい本を「厚生労働省 社会保障審議会 児童福祉文化財」として選出しています。今回は、平成30年度の推薦作品の中から、『わたしはどこで生きていけばいいの?』をご紹介します。

 


大きな問題を考えるきっかけに。

だれにでも住む家が必要です。子どもたちには、安全で、幸せに暮らせて、家族と食事ができて、おもちゃで遊べて、なんの不安もなく眠りにつける場所が必要なのです。しかし、世界には、危険がせまり、家を離れざるをえなくなった多くの人たちがいます。2016年末の時点で家を追われた人の数は、6,560万人ともいわれています(国連UNHCR協会のホームページより)。戦争や紛争のために、多くの子どもたちとその家族が難民になりました。彼らの人生は過酷で不安に満ちています。それでも、ときには笑い、遊び、友だちをつくり……どこかで、誰かが、自分たちを温かく迎えてくれるだろうという希望を胸に、生きています。本書はこうした難民の状況を知り、問題を考えるきっかけとなることを目指して作られた写真絵本です。新たな家をさがしもとめ、前を向いて生きている子どもたちと家族の姿をとらえています。

◆巻頭にはノーベル平和賞受賞のマララ・ユスフザイさんの写真を日本語版限定で特別収録
(2016年にケニアのダダーブ難民キャンプで難民の若者達へ講演している写真)


 


【著者紹介】 文●ローズマリー・マカーニー

カナダの国連大使および国連のジュネーブ軍縮会議の常任理事。カナダのプラン・インターナショナル前代表。プラン・インターナショナルのグローバルキャンペーン「Because I am a girl(私は女の子だから)」を立ち上げたメンバーのひとりでもある。同キャンペーンは、女の子を取り巻くリスクから守り、彼女たちが生きる力を発揮できるよう促すことで、貧困や差別、暴力のない世界を目指している。国連の「国際ガールズ・デー(10月11日)」制定にも尽力した。主著に、世界的ベストセラーとなった『マララさん こんにちは』『すごいね!みんなの通学路』『わたしは女の子だから 世界を変える夢をあきらめない子どもたち』(以上、西村書店)がある。

 
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