2022年4月27日(水)
【子育て支援シリーズ】自転車に乗せた子どもの足が 車輪に巻き込まれる事故に注意!
●いわゆる「スポーク外傷」が多発しています
自転車に乗せた子どもの足が車輪のスポーク(中心から放射状に延びている針金状の部品)に巻き込まれてケガをする「スポーク外傷」が多発しています。消費者庁と国民生活センターが共同で実施している「医療機関ネットワーク」の調査によると、「スポーク外傷」の事例の9割が12歳未満で「足首から先」を負傷、半数以上が通院をしていました。
●幼児座席やドレスガードがない自転車は、
足が車輪に巻き込まれる危険性が高いです。
荷台に座らせたダミー人形(5~6歳相当)を用いて、子どもの足が車輪に巻き込まれる様子の再現実験を行ったところ、足が車輪に接触した瞬間、カカトからアキレス腱付近が車輪に強く巻き込まれることがありました。
●6歳以上の子どもは、幼児座席を使用しても、
足が車輪に巻き込まれる危険性が高くなります。
自転車用の幼児座席は、6歳未満の使用が前提となっています。6歳以上の子どもが座ると、体格が合わないために、足の動きを十分に抑止できず、足が車輪に巻き込まれる危険性が高くなります。また、道路交通規則でも、6歳以上の子どもを幼児座席に乗車させたり、座席のない荷台に乗車させたりすることは違反です。
◎独立行政法人 国民生活センター「自転車に乗せた子どもの足が車輪に巻き込まれる事故に注意」
(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20160818_1.pdf)を加工して作成。