2022年9月21日(水)
【子育て支援シリーズ】小型のフライパンや片手鍋の取扱いに注意!
●本体重量が軽量なものを使用する際には、
特に注意が必要です。
国民生活センターの報告によると、小型のフライパンや片手鍋を使用してのトラブルが多発しているとのこと。「フライパンをコンロの五徳に載せたところ傾いて落下した」「フライパンの取っ手の樹脂部が焼損した」「フライパンの取っ手内部のネジが破損した」などの理由でヤケドをする事故が相次いでいます。親子クッキングの際、子どもが使いやすいように、本体重量が軽量なものを使用するケースもあると思いますが、気をつけましょう。
●取っ手を持ちながら、調理しましょう。
小型のフライパンや片手鍋を空の状態や内容物が少ない状態で使用すると、コンロの調理油過熱防止装置が鍋底を押し上げて傾いたり、五徳から落下したりするおそれがあります。取っ手の向きや五徳のツメの向き、本体の位置等にも注意して、取っ手を持ちながら使用しましょう。また、調理物を取り出す際や蓋を持ち上げる際など、内容物等の重さが減少するとバランスが変化して傾いたり、落下することもありますので気をつけましょう。
●鍋底の大きさに応じた火力にしましょう。
特に小径の場合は、取っ手の根元部分が炎に近く、鍋底からはみ出した炎の先端が取っ手に直接当たりやすくなります。取っ手の樹脂部が耐熱温度以上になる状態で使用し続けると、取っ手が焼損して破断し、本体が脱落する可能性がありますので、火力には注意しましょう。また、フライパン・片手鍋の位置が五徳の中央からずれた状態で使用した場合も、炎の先端が取っ手に当たりやすくなることがあるため、五徳に載せる位置にも注意しましょう。
●洗った後は、十分に水を切りましょう。
フライパン・片手鍋を洗った場合、取っ手内部に水が浸入することがあります。取っ手内部に水が残ったまま放置すると、ネジが腐食し、やがて破損して本体が落下するおそれがあります。小径のものに限らず、洗った後は十分に水を切って乾かしましょう。
◎独立行政法人 国民生活センター「小径のフライパン・片手鍋の取扱いに注意」
(http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20210916_2.pdf)を加工して作成。