2023年2月22日(水)
【子育て支援シリーズ】もう読んだ?『キャラメル色のわたし』
持続可能な開発目標「SDGs」の達成に向けて、世界的な取り組みが進められています。世界レベルの目標と思えば、“自分ごと”として捉えられないかもしれませんが、私たち一人ひとりの意識の変革が重要です。「誰ひとり取り残さない世界」のために、私たちにできることは何でしょうか。厚生労働省では、子どもたちの健やかな育ちと豊かな想像力のために、子どもたちに読んで欲しい本を「厚生労働省 社会保障審議会 児童福祉文化財」として選出しています。今回は、令和2年度の推薦作品の中から、『キャラメル色のわたし』をご紹介します。
●チョコレート色のパパとバニラ色のママが離婚して、
家族とアイデンティティについて悩む女の子の物語。
黒人のパパと白人のママが離婚し、イザベラは1週間ごとに両親の家を行き来する生活を続けている。自分はどちらの家にも「行く」だけで、住んでいないと感じていた。そしてまた、自分は白人なのか黒人なのかも悩む。ピアノの得意なイザベラは、待ちに待った演奏会の日、誤って警官に拘束され、銃を向けられてしまう。『わたしの心のなか』の作家シャロン・M・ドレイパーの第2弾。