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【子育て支援シリーズ】「カワイイ!」だけで大丈夫?子ども服選びは「安全性」も考えて。


●着ている服で子どもが事故に!?
子ども服に関係して、思いがけない子どもの事故が起きています。着ていた服のひもやフードなどが家具やドア、遊具などにひっかかって、転倒したり、宙吊りになったり、外国では死亡例も報告されています。子ども服を選ぶ際は、デザイン性や快適性、着心地や脱ぎ着のしやすさなどのほかに、「安全性」についても十分に考えて選びましょう。
 

 

 
●小学生になっても注意が必要です。
最近の保育園や幼稚園ではフードなど引っかかる可能性のある服装を禁止しているところもあり、幼い子どもに対しては注意している保護者も多いと思いますが、消費者庁・国民生活センターには、比較的年齢の高い子どもでも、着ている服の一部が引っかかってけがをしているという情報が寄せられています。
 

 
●子ども服の安全基準はあるの?
子ども服のひもに起因する事故を防ぐため、子ども服のひもの安全基準に関する「JIS L4129(よいふく)」が2015年に制定されています。JISとは日本工業規格のことで、メーカーにとってはお手本となる教本のようなものです。子ども服のひもに関する国内統一の安全基準が定められたことにより、今後は今まで以上に安全性が考慮された子ども服が広がっていくことが期待されています。

一方で、この規格には強制力がないことから、規格に適合しない製品が生産・販売される可能性があります。また、規格に適合しない海外の子ども服をインターネットの通販サイトで簡単に購入できたり、リサイクルショップやフリマアプリなどを通じて中古品やハンドメイド品を入手できる環境にあります。子ども服を選ぶ際は、安全性の確認をお願いします。

 

 
●安全性の高い子ども服を選ぶには?
子どもがその服を着てどのような行動をするか。走ったり、跳びはねたり、勢いよくしゃがんだり、遊具から駆け下りたりするかどうかなどを考え、衣服が引っかからないか、想像することが大切です。
●手持ちの子ども服に不安を感じたら?
次のような工夫を考えてみましょう。
 

 
◎消費者庁「子ども服、安全性を意識して選んでいますか?」(https://www.
caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20220818/)および政府広報オンライン「子ども服は、安全性を考えて選びましょう」(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201608/2.html)を加工して作成。


 
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