2025年1月14日(火)
気になる2025年カレンダー!祝日を知って行事を楽しもう
2025年のお正月を迎えて早々ですが、保護者も子どもも気になるのが今年の休祝日。2025年の祝日は?連休はある?そもそも祝日って?1月の間に予定をイメージして、親子でお出かけの参考に!行事を知って、子どもも大人もめいっぱい楽しめる1年にしましょう。
憲法で定められた16の「国民の祝日」
祝日とは、「国民の祝日に関する法律」(昭和23年法律第178号。以下「祝日法」という。)という法律で定められています。祝日法では、祝日は「休日とする」とされています。祝日は、法で規定されている文にあるとおり「国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日」です。一人一人が、祝日の意義を考え、いつもの勤務を離れて、その祝日に沿ったふさわしい一日を豊かに過ごすことができるようにする日といえます。
現在、1年間で定められている祝日は16日。1月1日の「元日」、2月11日の「建国記念の日」のように日が固定されているものもあれば、「成人の日」や「海の日」のように、「○月の第○月曜日」と定められ、毎年連休になるように定められている嬉しい祝日もあります。「春分の日」と「秋分の日」は、具体的な月日は定められていません。これは天文学上の言葉である「春分日」と「秋分日」とされ、国立天文台が毎年2月に公表する暦要項によって、日にちが確定します。
いくつ知ってる?祝日の趣旨や経緯
「~の日」と定められている祝日も、実は本来の意味や設立意図を深く知らないという方も少なくないでしょう。ここで、親子で知りたい身近な祝日の趣旨をいくつか紹介します。
■春分の日(春分日)…自然をたたえ、生物をいつくしむ
「春分の日」は、昭和23年の祝日法の制定当初から設けられている国民の祝日です。
祝日法の制定時には、昼夜の長さが等しく、「自然のあらゆる生命が若々しく盛り上がる時」であるため、異議なく採用されたとされています。春と聞くだけで、心が躍る祝日です。
■こどもの日(5月5日)…こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する
「こどもの日」も春分の日と同じく、昭和23年の祝日法の制定当初から設けられている国民の祝日です。
祝日法の制定に当たって新たに「こどもの日」が設けられたのは、「成人の日」と同様に、「特に次の時代の人々に大きな期待をかけているから」とされています。また、「いわゆるリーガル・ホリデーとしては世界に例のないことであり、如何にも新しい日本の国にふさわしい祝日である」との説明もなされています。子どもが主役とあって、各地で子どもに関するイベント等が行われています。
■山の日(8月11日)…山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する
「山の日」は、平成26年の祝日法改正により、平成28年から設けられた最も新しい国民の祝日です。我が国の国土の大半は山であり、我々は、日々多くの山の恩恵を受けて生活しています。大自然の根本たる山と向き合い、その恩恵に感謝し、山との共存、共生を図ることは極めて有意義なことです。このような観点から、山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝することを目的に、「山の日」は祝日とされました。また、多くの国民がお盆休み、夏休みでもあるこの期間に、大人も子供も、こぞって山に親しみ、山を考える日となるものと考えられました。この祝日のおかげで、山がグッと身近になったという人もおおいでしょう。
■スポーツの日(10月の第2月曜日)…スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う
「スポーツの日」は、昭和41年の祝日法改正により、「体育の日」として設けられた国民の祝日です。「スポーツの日」(旧「体育の日」)は、国民がスポーツに親しみ、その精神を通じて健康な心身を培って、明るく住みよい社会を建設することを願い、祝日とされました。
この日は、当初「体育の日」という名称で、10月10日とされていました。これは、昭和36年に制定されたスポーツ振興法において10月の第1土曜日が「スポーツの日」とされていたことを尊重し、あわせて昭和39年のオリンピック東京大会を記念し、その開会式の日が選ばれたものです。体育の日は、平成10年の祝日法改正により、平成12年から、10月の第2月曜日となりました。また、平成30年の祝日法改正により、令和2年から、名称が「スポーツの日」に改められ、その趣旨についても、「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」から「スポーツを楽しみ、他者を尊重する精神を培うとともに、健康で活力ある社会の実現を願う」とされました。親世代は未だに「体育の日」と言ってしまいがちですね。
一足先に!2025年(令和7年)の連休カレンダー
2025年のカレンダーを見て見ましょう。今年は、3つの祝日が続く5月3日から5月5日は、振替休日と合わせれば4連休に。その他、土日を合わせて3連休となる祝日が8回あります。もちろん、学校行事や仕事の都合で、土日・祝日がお休みかどうかは人それぞれではありますが、お休みの計画を立てる上で参考にしてみてください。
また、少し気が早いですが、2025年~2026年の年末年始は、本来12月28日が仕事納めとなる企業の場合、26日に前倒しとなる可能性も無きにしも非ず。2024年に続き、12月27日の土曜日から1月4日の日曜日まで、最大9連休となる場合もあるかもしれません。
もちろん子どもたちは、夏休みや冬休みなどの大型休みがあり、大人も子どもと一緒というわけにはいきませんが、ぜひお休みの取り方を工夫して、親子で一緒に楽しい時間を過ごせるハッピーな1年にしたいものです。