1999年10月度 TSS番組審議会報告
とき:1999年10月5日(火)午前11時より
ところ:TSS本社3階会議室
議題
- 「FNSソフト工場 小さな追跡隊~千円札どこまで行くか?~」(9月4日放送)
- BSデジタル時代を迎えての報道のあり方
TSSの10月度番組審議会が、10月5日午前11時よりTSS本社会議室で開かれた。 審議に先立ち、9月の視聴者対応状況について報告。件数は381件。 インターネットEメールによる要望が増加、10月改編についての問い合わせが多かった。
(1)「FNSソフト工場 小さな追跡隊~千円札どこまで行くか?~」(9月4日放送)について審議
- なぜこの企画をやることになったのかわからない
- 子供の自主性に任せたのだろうが、最低限のマナーは必要
- 番組としては楽しめた
- 子供たちの性格がよく表れて良かった
- ドキュメンタリーなのかバラエティなのかどちらかに徹するべきではなかったか
- 移動の場所や時間経過をわかるように表示してほしい
- 小学生が携帯電話を使うのはどうか
制作にあたった川口修治ディレクターから、「やらせは全くない。千円札を追いかける子供たちの表情から見えてくる社会を描きたかった。時間をかけて子供たちが話し合って決めた企画であり、荒っぽさはあるが奇跡のようにうまくストーリーが展開したので経緯にかける時間が不足した。来年以降の参考にしたい」と語った。
(2)「BSデジタル時代を迎えての報道のあり方について」
「デジタル化がもたらす多チャンネル時代に企業としてどう対処していくか、テレビとコンピュータ-が家庭の中でどう位置づけられていくか、技術に対応する体制づくりをどう進めるかが課題だ。BSフジの編成方針はまだ決まっていないが、フジテレビ報道局として対処する必要がある。経費の問題もあるし、ネットワーク各局と調整している。」と講演。委員と意見交換。
- <出席委員>
- 岸田俊輔(委員長)、竹内春雄、上野淳次(副委員長)、上野千歳、蔵本順子、福島光宏、中村隆公、仁田一郎、末長昌子、原口倫子、飯塚浩彦(敬称略、順不同)