1999年11月度 TSS番組審議会報告
とき:1999年11月1日(月)午前11時より
ところ:TSS本社3階会議室
議題
- 「最後で永遠の一日~広島フォーク村 あれから30年~」(10月16日放送)について
- 「BSデジタル時代を迎え、放送番組はどうあるべきか」について
TSSの11月度番組審議会が、11月1日午前11時よりTSS本社会議室で開かれた。
(1)「最後で永遠の一日~広島フォーク村 あれから30年~」(10月16日放送)について審議
- 青春時代を投影したり、自分自身の原点を振り返りながら興味深く見た。
- 経験した人でないとわからない青春時代に共鳴した。
- ナレーションがぴったりしていた。
- 家族の暖かい思いやりがよく出ていた。
- 男不遇の時代に男にスポットをあてた企画だ。
- 無名の人にスポットをあてていたが、有名人も出してほしかった。
- 感動するシナリオがほしかった。
など感想が述べられた。
制作にあたった角和信ディレクターは、「有名人を出すと目立ちすぎて企画意図と異なる。
男の背中というものを淡々と伝えたかった」と、意見交換しながら述べた。
「BSデジタル時代を迎え、放送番組はどうあるべきか」について
10月26日広島で開催された第47回民放大会での模様を有澤社長より説明。地上波デジタル化には視聴者に負担をかけずに移行するためには国の施策が不可欠。また、「21世紀に向け創意溢れる番組を提供し、放送人としてのモラルと見識を高め、社会の信頼に応えたい」と大会宣言を採択した。式典に先立って「長期不況下のデジタル革命」をテーマに記念シンポジウムが行われたほか、作家阿川弘之氏による記念講演などが行われた。RCCの金井社長からは「放送や情報の地方分権がこれからも重要」、「地域情報番組の一層の充実」が述べられた。審議委員からは「デジタル化が最終技術なのか」、「受像器はどうなるのか」など活発な意見交換が行われた。
- <出席委員>
- 岸田俊輔(委員長)、竹内春雄(副委員長)、上野千歳、蔵本順子、福島光宏、中村隆公、末長昌子、原口倫子、飯塚浩彦(敬称略、順不同)