TSSテレビ新広島

2002年7月度 TSS番組審議会報告

とき:2002年7月15日(月)午前11時から

ところ:テレビ新広島 会議室

議題

  1. 番組『ニッポンを釣りたい!~爆笑!興奮!美味しい海~』
    <自社制作・28局全国ネット・単発>2002年6月30日(日)16時05分~17時20分
  2. 「ニュース番組全般」について

審議に先立ち事務局報告。BRCがテレビ朝日「サンデープロジェクト」の出演者比喩発言問題についての戸塚ヨットスクール校長からの抗議で「審理」入りを決定。岡崎市で起きた女子大生殺人事件で、集団的過熱取材を防止するため、マスコミ各社が取材自粛を申し合わせたことなど。

(1)番組『ニッポンを釣りたい!~爆笑!興奮!美味しい海~』について

  • 番組全体を楽しく見ることができた。
  • 気楽に楽しめた。
  • 釣りから食べるところまでバラエティーとしてよく出来た番組で、好印象を持った。
  • バラエティーなのか釣りなのか疑問に思った。
  • 釣り好きではないが生瀬勝久の真剣な釣りの部分が最も面白かった。
  • 生瀬さんのコーナーは本人が釣り好きなことがよくわかり、好印象。イシダイ2枚が釣れたことだけで釣り番組としては成功。
  • 釣りを通じた親子の対話に、生の情感がよく伝わってきた。
  • 生瀬さんのコーナー以外はタレントのおふざけではなかったか。残念。
  • 食べ物の番組で出演者のマナーがよく指摘されるが、タレントの選択など局側でキチンとすべき。

上記の意見を受け制作担当・溝添寛伸は「これは釣りをベースにしたバラエティー番組であり、より多くの人に見てもらうための作り方をしている。長年培ってきた『釣りごろつられごろ』のノウハウがベースになっている。食べることも釣りの楽しみであり、それを入れることで釣りファン以外も楽しめ、初心者も入れることで釣りを知らない視聴者も同じ視線で見てもらえたはず。」と企画意図を語り、活発に意見を交換した。

『ニュース番組』全般について

  • ニュース番組のひとつの使命として「スクープ」があるが、そのためにギリギリのところで勝負しており、テレビ東京が窃盗の情報提供者にお金を渡していたケースも完全に否定しきれない。
  • 夜のニュース番組など著名人ゲストをスタジオに呼んで長時間トークに割くなど、 ある意味でのバラエティー化がすすんでいる。もっと本来のニュースに徹すべき。
  • スクープをしようと思えば必然的にやらせと紙一重になる。最後はひとりひとりのモラルの問題。
  • ひとつの事件が起きると全社同じ方向へ走っている感じ。色々な視点があってこそのニュース、報道ではないか。

上記のような意見に対し会社側からも「独自のニュース作りを心がけており、行政モノ、発表モノについても独自の切り口を出すよう努めている」といった発言があり、意見交換をした。

出席者は以下のとおり

岸田俊輔(委員長)、上野淳次(副委員長)、上野千歳、末長昌子、原口倫子、村上栄一

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