2002年10月度 TSS番組審議会報告
とき:2002年10月10日(木)午前11時から
ところ:テレビ新広島 会議室
議題
- 番組 FNS近畿中四国ブロック6局共同制作「ワンパク!ちびっこ夢冒険」について
放送日時 2002年9月16日(月)15時30分~16時55分 - 「バラエティー番組のプライバシー」について
事務局報告
戸塚ヨットスクールから申し立てがあった「出演者比喩発言問題」についてBRCがテレビ朝日の放送は名誉毀損にあたらなかったとする「見解」を示したこと。広島県内のメディアでつくる、県編集責任者会が「集団的過熱取材問題」に対応するための常設窓口を作ったこと。TSSの9月の視聴者対応では24日のナイター中継大幅延長で「ドラマ最終回の放送がどうなるのか」という問い合わせ、苦情が殺到したことなど。
(1)番組 「ワンパク!ちびっこ夢冒険」について
- 面白く、楽しく見ることが出来た。
- シイラ釣りでは漁師の人が声をかけるが手は出さず、プロの厳しさが伝わってきた。
- 6局が力を合わせてやろうという意欲が感じられなかった。
- このような番組で「賞」を決めるのはそぐわない。
- それぞれの子供がなぜ「そのことに」挑戦したいのかがよくわからなかった。
- 出演したこどもたちがどうやって選ばれたのかわからなかった。
- 子供たちの苦労や、親の思いなどVTRだけではわからなかった。
- 期待して見たが拍子抜けだった。
- タイトルは「夢冒険」だがはたして冒険があったか、疑問。
TSSの制作担当・横井利行ディレクターは「各局がそれぞれ作ったVTRを寄せ集めるという手法のアラの部分がそのまま出てしまった。個々の短いVTRのなかですべてを見せきれていないという力不足も否めない。」と反省点を述べた。
「バラエティー番組のプライバシー」について
- TVの影響で恥が恥でなくなってきたのか。恥をさらしても金になるということか。
- 視聴率のためにより刺激の強いものになっていくのではないか。
- TVというよりむしろ視聴者の感覚の方が変わってきているのではないか。
- 視聴者にとってTVが特別なものでなく、身近な存在になっている。
- のぞき趣味というのは必ずある。プライバシーを云々するのなら出なければ良い。
などの意見を活発に交換した。
出席者は以下のとおり
岸田俊輔・委員長、上野淳次・副委員長、福島光宏、末長昌子、村上栄一、原口倫子