2003年12月度 TSS番組審議会報告
とき:2003年12月15日(月)午前11時~
ところ:(株)テレビ新広島 役員会議室
議題
- 「年末年始編成」について
- 一年をふりかえって
事務局より
- 今回をもって、小川委員ご退任。それに伴いご挨拶があった。
- <BPO報告>
BPOに681件、そのうち青少年に関係のあるものは105件の意見が寄せられた。バラエティ番組での暴力やいじめ的な表現についての苦情は大きく減少し、それに代わり性的表現への批判に対する反論などが多かった。 - <TSS 11月度レスポンス報告>
WCバレーの問い合わせが多かったというのが特徴。
審議
(1)「年末年始編成」について・・・田井取締役からの報告
(2)「一年をふりかえって」
- 広陵高校の春の選抜優勝・サンフレッチェJ1復帰・など広島スポーツ界も良い一年だったと思うが、スポーツ特番も制作していただいて良かったと思う。TSSとしても、今後「サタスポ情報局」の中で、もっとアマチュアスポーツを取り上げて欲しいと思うし、「広島スポーツこの一年」のような特番も制作していただきたい。個人的には「猫田特番」が印象に残っており、こういう番組は郷土を愛する心に繋がると思う。
- 8月からの参加だったが、番審で実際の制作者の生の声を聞くと、苦労している点などがよくわかった。まだまだ知られていない「広島の良さ」を発掘し、番組にしてゆくことが地元テレビ局の使命だと思う。
- 今年議題として見た番組が記憶に残っていない。資料を見ると思い出すのだが、これは何でだろうと思う。安っぽい芸人はもう使わないで欲しい。視聴率のためにこういった人を使うくらいなら、地方にもいい人がたくさんいるはずだから発掘してほしい。
- 「ひろしま株式会社」は、淡々とした作りで良い番組だと思う。また、「道楽のココロ」も世代間のギャップは感じるが、若者世代にとっては共通項を見いだせる番組ではないかと思う。
- 今まで、自分の中で「NHKと民放」という大きい区別しかなかったのだが、自分がTSSの番審委員委員となってみて、「TSSらしさ」は何か?ということを考えるようになった。
- 今年の自社制作の中では島の問題に着目した「追い詰められた島」や「猫田特番」が印象的だった。こういった「地域の問題」を若い人にもきちんと伝えてゆかなければならない。そのためには、放送の時間帯やPRの工夫等「見てもらうための工夫」を考えるべき。
- 残念ながら記憶に残る番組がない。良質なものにこだわるのであれば、タレントなどにお金を掛けずにもっと地域のことにこだわるべきだと思う。
- 毎年恒例の8月6日の「原爆特番」の取り上げ方が気になる。戦後58年ということで、ネタ切れということもあるかもしれない。今後の見直しをして欲しい。
- テレビ業界は9月・10月と不祥事続きで良くなかった。特に日本テレビの視聴率不正操作事件は「犯罪行為」であると思う。TBS・CX等もあったが、TSSもこれらの事例を反面教師として肝に銘じて、放送活動に努めていただきたい。
- TSSらしさを追求した番組づくりをやってほしい。「ひろしま満点ママ!!」はとても良い番組だと思うし今後とも、より充実をはかって頂きたい。
- 個人的趣味でいうと、食べ物や広島ということで「海」に関する番組を作って欲しい。
- 今年の議題番組で印象に残っている番組は、やはり「猫田」のスポーツドキュメンタリー。広島の要素もきちんと入っていて誇れるものだと思う。
- 8月6日のドキュメンタリーについては、毎年いろいろ考えさせられるが、広島の放送局としてさけて通れない問題。マンネリになっている部分もあるが、継続して新しい切り口を探りながら頑張っていただきたい。
- 次回番組審議会
- 2004年1月23日(金)11:00~
<議題>
「プライド」
「フジテレビの番組制作最前線」
(ゲスト)フジテレビ編成部企画担当部長 水口昌彦氏
- <出席委員>
- 岸田俊輔委員長 上野淳次副委員長 大野徹委員 福島光宏委員 末長昌子委員 佐藤義博委員 小川秀久委員 山田知子委員 池田明子委員(全員出席)