TSSテレビ新広島

2004年3月度 TSS番組審議会報告

とき:2004年3月16日(火)11:00~

ところ:(株)テレビ新広島 役員会議室

議題

(1)4月改編について

(2)放送番組基準の改正について

(3)「春高バレーコーチングキャラバン~コートに咲け!勝利の笑顔~」

審議

(1)「4月改編について」(田井取締役編成制作局長より)

  • 平成15年度視聴率は「全日・プライム」2冠獲得
  • 4月改編では、ゴールデン帯を中心に強化。特に19時台の番組の刷新をはかった。
    <タイムテーブルに従って新番組の説明>があった。
  • 改編率は、全日14.6%・ゴールデン35.2%・プライム32.9%で自社制作比率は13.2%。
  • ナイターはTSSとしてはCG戦含む15本の中継を行い、ネットナイターを合わせると32本のプロ野球中継を編成予定。また、今年はオールスター戦もCX系が中継する。

(2)「放送番組基準の改正について」

  • 民放連の放送基準の一部改正に準じて、TSSの「放送番組基準」を改正することについて、番組審議会委員会に説明し、諮問した。
  • 今回の改正は自主自律の姿勢を一層強固なものとするため、
    (1)報道目的の明確化等
    (2)健康情報・ショッピング番組に関する規定の整備
    (3)児童・青少年に配慮した規定の整備等
    (4)消費者金融CMなどに関する条文の新設
     などを盛り込んだ。
  • 委員からの意見・質問はあったが、反対意見はなく諮問通り答申された。これにより平成16年4月1日をもって改正することとした。

(3)番組「春高バレーコーチングキャラバン~コートに咲け!勝利の笑顔~」

  • 津雲コーチと安田の選手とどちらが主役なのかがはっきりしていないと思った。もう少し選手にスポットをあててもらった方が良かったと思う。
  • 津雲コーチの私生活・素顔やどうやってバレーが上達したのか?どう苦しんでどう乗り越えたか?また、それを生徒に教えていく場合何を一番注意したか?等 もう少し深く追ってほしかった。
  • 久しぶりに引き込まれた番組だった。「スポーツの技術よりもその楽しさを教える」というポリシーできめ細やかな指導は、会社経営にも繋がる部分があった。
  • 約1年の時間の中で、選手の気持ちの変化などをもう少し出して欲しかった。また27局にどういうコーチが配属されたのか知りたかった。
  • 選手の母親の心境で番組を見た。淡々とした構成が津雲さんのキャラクターと相まって良かったと思う。
  • 自分が高体連のバレーの役員をしているため、公平な目で見られなかった。安田女子の裏事情や、津雲さんの事情もすべてわかるだけに、贔屓目で見てしまった。こういう番組を制作していただいて感謝している。
  • 「スポーツは楽しい」ということをこれからも伝えて欲しい。
  • 番組を見ていてすがすがしい気持ちだった。渋谷にいるような女の子もいれば、このように頑張っている高校生もいる。安田の彼女たちは素敵だなと思った。

それに対して制作を担当したスポーツ部 平本和巳ディレクターは、

  • 選手たちは、現役Vリーガーで有名な津雲コーチのことを非常に慕っていたので、番組制作的にはやりやすかった。
  • 津雲さんと選手の表情がよかったので、とにかく一切 演出を加えず、淡々と描いてゆこうと思った。

等、制作意図・秘話を話し、委員と活発に意見を交換した。

<出席委員>
岸田俊輔委員長 大野徹委員 福島光宏委員 池田明子委員 内田隆之委員 前田益男委員
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