2004年10月度 TSS番組審議会報告
とき:2004年10月29日(金)11:00~
ところ:(株)テレビ新広島 役員会議室
議題
- 「知恵の輪ニッポン」(毎週水曜25:35~26:05)
<ゲスト>寺田治司(TSSプロダクションプロデューサー) - 「スポーツ放送について」
事務局報告
*BPO報告
*9月TSS視聴者対応報告
議題
(1)「知恵の輪ニッポン」
- 放送時間が遅すぎる。企業と企業の橋渡しを目的とした番組としては、ふさわしい時間帯での放送が望ましいと思う。
- 難易度が高い内容の上に、CMも入らない番組なので、30分が長く感じられたが、流通アドバイザーの桑原さんと石井アナのトークが軽やかで息抜きとなった。
- プロジェクトXを模倣している部分があり、気になった。
- 「こんな事をやっている会社が広島にもあるのか!」と参考になる番組だった。サスペンションユニットを開発している会社の紹介があったが、その耐震性の技術が新潟の地震対策に役立てられないものかと思った。具体的な活用法等も番組内でもっと詳細に提示して欲しいと思う。
- とても役に立つ番組で、広島のパワーや勇気が感じられた。
見ていて色々な人に「元気」を与えてくれる番組ゆえに、より多くの人が視聴できる時間帯での放送を考えるべき。 - 技術の開発には、莫大な金と時間が必要である。そう言う苦労が感じられる番組であるし、工業社会のみならず「日本の技術の進歩」が表現できる番組である。長続きさせていただきたい。
- 街の活性化というと、すぐにイベントや観光に走りがちであるが、本来、広島の強みは「製造業」である。この解放性のある特許をどう生かしてゆくかが問題。
- 理科離れした子供達にビデオ教材として活用すれば良いと思う。
- この番組の存在を経営者が知らなかったら全く意味がない。放送枠を考えることと、DM等をはじめとするPR活動、そしてネット上での後追いが必要。眠っている「特許」という宝の山を、掘り起こすと言うことでは、この番組の値打ちは高い。
- 広島にも「着実な」企業が多いのだなということを実感した。
- こういう番組こそ「自社制作」で作るべき番組。「三冠王」を獲る局は、こういう番組も制作し社会貢献をするべきである。
- 「特許」というと難しい番組に思われたが、番組の随所に面白い趣向が凝らしてあったと思う。
- 「知財」をどのように活用し、ビジネス化し、広く行き渡らせるかを考えなくてはならない。
- また、新しい知財や特許に飛びつくだけではなく、科学的生物学的安全性を確認すること、またひいては企業に「ケガ」をさせず守ることも必要だと思う。
これらの意見に対して担当の寺田プロデューサーは
- 制作者としてこれまで、地元で客観的な立場で番組を作ってきたが、能動的な番組を作りたかった。前回の「ひろしま株式会社」が特許庁から認められ、この「知恵の輪ニッポン」につながったと思う。特許庁の要望も含め全国展開も可能だが、自分としては「ひろしま」にこだわった番組を作りたいと思っている。
等の発言があり、委員との活発な意見交換が行われた。
(2)「スポーツ放送について」
- これだけ悲惨な事件・事故が多い世の中で「スポーツ番組」だけが安心して見られるソフト。
- プロ野球をいつから見なくなったかを考えたときに、やはり「ドラフト」導入からのような気がする。やはり、フェアなものをマスコミは伝えつづけるべきである。
- 最近のスポーツ番組はつまらないと思う。見るモノといえば、海外のスポーツか国際試合くらい。放送が悪いのか、内容が悪いのかわからないが、そのあたりの原因に切り込んでいかなければ解明されないと思う。
- マスコミは「驚くような話題」しか取り上げない。本来スポーツはコツコツと努力していく部分が醍醐味であるが、なかなか伝わらない。視聴者としても過剰な感動や感激を求めすぎるのも良くないと思う。
- カープ戦についても、「広島市民球場」の試合は実際見に行けばいいわけで、アウェイの試合を中継して欲しいと思っている。
- どのスポーツの中継に関しても、解説者がうるさすぎて視聴が散漫になる。スポーツはその技術より、気力や努力のほうが心に感動を与えると思う。解説者はその技術論しか述べないのでつまらないのだと思う。
- スポーツの競技を中継するだけではなく、選手の人物像にスポットを当てた番組が必要だと思う。
- 次回番組審議会:
- 2004年11月22日(月)11:00~
<議題>
(1)「TSSスーパーニュースFNN」
(2)未定
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・上野淳次副委員長・大野徹委員・福島光宏委員・末長昌子委員
山田知子委員・池田明子委員・内田隆之委員・前田益男委員 <全員出席>