2004年11月度 TSS番組審議会報告
とき:2004年11月22日(月)11:00~
ところ:(株)テレビ新広島 役員会議室
議題
「TSSスーパーニュースFNN」
事務局からの報告事項
*BPO報告
*TSS10月レスポンス状況報告
審議
※「TSSスーパーニュースFNN」は全国ニュースとローカルニュースの混在であり委員長の提案により、「ネットニュース」「キャスターとコメンテーター」「ローカルニュース(企画も含む)」「スポーツの力」の4つに分けて活発な審議がなされた。
□『ネットニュース』
- キャスターの押しつけがましさが気になる。ニュースはもっと淡々と伝えるべきだと思う。
- 安心感のあるニュースだと思う。他社に比べて妥当な意見を述べているように感じた。
- 「紀宮様ご婚約」関連のニュースがあったが、このニュースは敬語をとても上手に使っていると思った。
- 木村太郎さんはとても博識で、参考になるのだがニュース枠が後1時間遅ければと思う。
- ニュースの最後に「インデックス」的なニュース項目のまとめがあるが、意図がわからない。
- この時間帯のニュースは、「家族の団欒」的な放送時間ゆえに安藤・木村両キャスターの起用はそぐわないように思った。緊急ニュースには向いているが…。この時間帯において、誰がメインのお客さん(視聴者)かを考えるべきだと思う。
□『キャスターとコメンテーター』
- ニュースを伝えるキャスターは真実を伝えるため中立性が必要だが、コメンテーターはある程度本人の主観や意見や感情が必要。
- コメンテーターとしての木村太郎さんは、硬派なコメントを述べているし良いと思うが、メインの視聴者である主婦層がどれだけ理解しているのか?
- キャスターは緊急時こそ、もっとゆっくり的確に喋ってほしいと思う。
- コメンテーターの意見は、新聞で言うと「社説」や「署名入り記事」に匹敵するもの。視聴者に問題を投げかけることが必要。
□『ローカルニュース(企画も含む)』
- 違和感なく視聴できる。ただ平成合併等の件については視聴者も全然把握していないだろうからPRをかねて充分やって欲しい。
- 広島大学跡地問題の件を報道していたが、「○○ヘクタール」と面積を報じていたが、一般の人にはその広さが実感として全くわからない。「甲子園球場○個分」とか分かりやすい表現を心掛けて欲しい。
- 「オレオレ詐欺」についても、広島では「なりすまし詐欺」に用語統一しているはず。それを県民にきちんと伝えて欲しいと思う。
- 石井アナはとても好感度の高いキャスターだと思うが、7月から替わられた福田記者はまだ堅い感じがする。
- お天気コーナーの久保さんはとても訛がきつく、年寄りっぽいと思ったが逆に人情味溢れ親しみがあると思った。
- 全国ニュースからローカルニュースに降りた時、違和感を感じる。また、広島の話題が中心になるのは致し方ないと思うが、東部地区のニュースも積極的に取り上げて欲しい。
- 「乗り合いタクシー」・「客待ちタクシー」のニュースではキャスターはただ伝えているだけ。どうしたら改善されるのか?どうしたら良いのか?を添えて伝えるべき。
- 新潟中越地震の義援金のスーパーも、もう少し長く頻繁に露出して視聴者の気持ちを喚起させて欲しい。
- 事前取材などをもっと充実させて、内容を掘り下げ 世論をかき立てるような工夫をして欲しい。
- 広島のキャスターやコメンテーターも何年も前と比較すると、「成長されたなあ」と思う。立場が人を成長させるのだと思った。
□スポーツコーナー『スポーツの力』
- 視聴したが全く記憶に残っていない。
- 喋り方がこのコーナーだけ違っていて、違和感を感じる。
- 「ダイエー問題」をこのスポーツコーナーでやっていたが、これは経済問題であり、スポーツコーナーで取り上げるのが妥当か否か疑問である。
これらの意見に対して、報道部長の松井修一は、
本日審議して頂いたご意見を参考に、より地域に密着したニュースを送り出してゆきたい。ニュースの切り口をより工夫し、つまりこの時間帯に見ていただいている視聴者層を意識した報道を心がけてゆきたい。
等の発言があり、委員との活発な意見交換が行われた。
- 次回番組審議会:
- 12月14日(火)17:00~ 広島アンデルセン
<議題>
(1)「年末年始編成について」
(2)「1年を振り返って」
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・上野淳次副委員長・福島光宏委員・末長昌子委員・池田明子委員
内田隆之委員・前田益男委員