TSSテレビ新広島

2004年12月度 TSS番組審議会報告

とき:2004年12月14日(月)17:00~

ところ:広島アンデルセン

議題

  1. 「年末年始編成について」
  2. 「一年をふりかえって」

事務局からの報告事項

*内田委員来年も継続の件報告
*11月TSS視聴者対応報告

審議

(1)「年末年始編成について」
タイムテーブルに従い、編成制作局 川口局長より報告
*TSS年末年始自社制作番組について
*年末年始の目玉番組説明

(2)「一年をふりかえって」(※配付資料・・・今年の議題一覧・広島地区2004視聴率ベスト50)

  • 今年の議題の番組の中では9月の「語られなかった真実」が一番印象に残っている。今までの8.6特番は広島の被害者的な部分のみを主張していたが、今回は「加害者的視点」も入っていて新鮮だった。また、制作ディレクターが真実を丁寧に紐解いていく番組構成は「制作者の顔が見える」番組として高く評価できると思った。
  • 「ドメスティックバイオレンス」や、「子ども達の暴力」は、「テレビなどのメディアの表現」から大きな影響を受けるという結果が出ている。確かにテレビのバラエティ番組などで、ハリセンやスリッパで人の頭を叩くようなシーンを目にする。今後は非暴力社会への取り組みをもっと強いものにして欲しい。
  • 8月6日の「語られなかった真実」はとても印象が強かった。「トリビアの泉」は決して役に立たない知識ではないと思う。もっと再放送など、放送時間を増やしても良いのでは?また、「知恵の輪のニッポン」はとても良い番組だと思う。一回紹介するだけではなく、その続編も取材して放送して欲しい。
  • 「トリビアの泉」はフジテレビの個性がふんだんに発揮されたバラエティ番組だと思う。
  • 今年を表現する一文字は「災」だつた。確かに今年は台風や地震が多い一年で、良くないことも多かった。
  • 「知恵の輪ニッポン」は、知られざるすばらしいものがこんなに身近にあることを知った。番組審議会でも意見が出たように、もっとみんなが見られる時間帯にして欲しい。これだけ不幸な事が多かった年も珍しいが、その中でも明るい番組といえばアテネ五輪に代表されるように「スポーツ番組」だったと思う。また、地元でも中電陸上部の尾形君のように明るい話題もあるので、どしどし取り上げて欲しいと思う。
  • ニュースが溢れ、日々の流れも速く、忙殺される毎日のように感じる。特にテレビを見なくなった。ニュースやイベント性の高いスポーツはみるけどカープなどは興味が薄れてきているように思う。自分自身が保守的になってきているようにも思う。
  • あまり今年一年といっても、あまり思い出せない。その中では1月の「プライド」や10月の「知恵の輪ニッポン」が印象深かった。
  • TSSの局のイメージというものがいまだに掴めない。TSSのイメージとしての映像を視聴者に植えつけるように、そんなコマーシャルを制作して流してもよいのでは?これだけ番審の委員をつとめていながら、テレビの中のTSSが自分の中でイメージされない。
  • 3月の「コーチングキャラバン」では若者達の頑張る姿に感動し、7月の「ニッポンを釣りたい」では日本の美しく麗しい景色を堪能し、8月の原爆特番はその内容に感動した。11月のスーパーニュースは、その後も拝見しているが、番組審議会で指摘された問題点がその後 改良されている部分があり 努力の成果が窺える。
  • テレビには「教育」という側面ももっていると思う。「自分に何が出来るのかを考えるに至る番組」を発信してほしい。

<災害報道についてのご意見>

  • ニュースを伝えるキャスターは真実を伝えるため中立性が必要だが、コメンテーターはある程度本人の主観や意見や感情が必要。
  • コメンテーターとしての木村太郎さんは、硬派なコメントを述べているし良いと思うが、メインの視聴者である主婦層がどれだけ理解しているのか? 
  • キャスターは緊急時こそ、もっとゆっくり的確に喋ってほしいと思う。
  • コメンテーターの意見は、新聞で言うと「社説」や「署名入り記事」に匹敵するもの。視聴者に問題を投げかけることが必要。
次回番組審議会:
2005年1月28日(金)11:00~
<出席委員>
松浦雄一郎委員長・上野淳次副委員長・大野徹委員・福島光宏委員
末長昌子委員・山田知子委員・池田明子委員・前田益男委員
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