2005年1月度 TSS番組審議会報告
とき:2005年1月28日(金)11:00~
ところ:(株)テレビ新広島 役員会議室
議題
「2005カープ夢のProProマッチ~石垣島でとことんハッスル」
事務局からの報告事項
- *BPO報告
- TSS 12月視聴者対応状況報告
- NHK番組問題(番組政治介入問題)に関して、改めてTSSの姿勢を報告するとともに、TSS全体の倫理・コンプライアンスの確立を表明。
- 2月1日TSS組織改革にともない、番組審議会事務局の移行について報告。
議題
「2005カープ夢のProProマッチ~石垣島でとことんハッスル」
- 嶋選手以外、他3名の顔がわからなかった。
- 石垣島に行くより、地元広島でもっと豪華に番組を作って欲しかったと思う。他球団と比較して、ギャランティーやスタジアムなどあらゆる面で地味なので、オフ企画の番組くらいは豪華にして欲しかったと思う。
- おとそ気分で見る、お正月番組としてはこんなものかなと思った。
- 参加していた選手だけが楽しんでいて、それが視聴者に伝わっていなかったのではないか?
- 「シーウォーク」の部分は癒された感じがするし、「ホームラン競争」の部分は選手が心から楽しんでいる素顔が見えた。
- 「選手の素顔を見せる」ということについては良い場合と悪い場合があると思う。ファンあっての選手なのでイメージは大切だと思う。
- 70分にしては早く感じた。あっけなく終わったというのが率直な感想。
- 海の宝庫である石垣島を取り上げたのは良かったが、海中の映像などを交えてもう少し素晴らしさを紹介した方が良いのでは。
- 野球選手は本来、野球以外のタレント性を求めるのは難しい。最後のコーナーでそれぞれの選手が今年のシーズンの抱負を語るときが一番良い表情だったと思う。
- 変なゲームを選手にさせるより、もっと本人の人柄が出るような演出をした方がよい。
- シーウォークのシーンの最後で尾形選手が「ありがとう」というコメントを言っていたが、それがとても印象的で感謝している彼の気持ちがとてもよく伝わってきた。選手達のちょっとしたコメントを番組上 生かしてあげることで、番組が救われたような気がする。
- 4人の選手のキャラクターにはとても好感が持てたし、それぞれのプラス面がよく出ていたと思う。
- 医者の立場からすると収録順ではないと思うが 泡盛を一気に飲んだ後 カヤックで水中に飛び込むというのは好ましくないと思う。
- 泡盛・マングローブ探索・シーウォークなど、9つのストーリーから構成されている番組だったが、全体的にはお正月番組として良かったのではないか?
これらの意見に対して、制作を担当したスポーツ部 入澤達也ディレクターは
- 出演選手の選定については、今年に関してまず嶋選手は絶対出演して欲しいとオファーしたが残りの3名についてはネームバリューよりも次代を担う選手ということでお願いした。
- 選手の素顔がもっと出せるように、石垣島の地元の方との触れあうようなゲームを用意しておくべきだった。
- 実際にはカヤックのシーンを収録し、泡盛の収録を行ったが、一気飲みに関しては、スーパーなどで表記しておく必要があった。
- 今後、ProProというタイトルをやめて 違う切り口で番組制作を行うということも必要かと思う。
など、番組制作の現状を、委員からの意見や質問に対する回答を交えながら発言した。
NHK番組問題に関する審議
※当初、予定にはなかったがNHK番組・政治圧力疑惑問題に関しての審議が行われた。
- NHK自体の組織に問題があるのではないか?
- これを機にNHKの番組を検証するいい機会では?改変させられる前の最初の番組を放送して視聴者に判断を仰いでみれば良いと思う。
- これは朝日対NHKの問題でもなく、海老沢会長の問題でもない。放送に関わる人のモラルが問われているのである。
- 自分は新聞記者であるが、国から圧力をかけられたこともないが、もしそういう場面があったとしても、ペンをゆるめるつもりはない。
- NHKへの不審に乗じて、料金不払いというのは国民としておかしい。料金を払って初めて 意見を述べる資格があると思っている。
等 積極的な審議が行われた。
- 次回番組審議会
- 2005年2月25日(金)11:00~
<議題>「ひろしま満点ママ!!special edition 広島のうまいもんぜ~んぶ見せます!」
- <出席委員>
- 松浦雄一郎委員長・上野淳次副委員長・末長昌子委員・池田明子委員・内田隆之委員・前田益男委員(順不同)